ウー・ウェンさんの「蒸す」がおいしい、秋のおうち中華
しっとり仕上がる!"バンバンジー"

しっとり仕上がる!"バンバンジー"

塩麹で漬けて蒸した鶏肉は旨味が逃げず、しっとりとして柔らかなまま。あっさりした胸肉を使い、手づくりの胡麻だれで和えてバンバンジーに仕立てます。鶏肉に胡麻だれをしっかりからませておくのが、おいしさのポイント。たたききゅうり、香菜とのバランスも絶妙です。魅力的な蒸し料理を料理家のウー・ウェンさんに教えてもらいました。

“バンバンジー”のつくり方

材料材料 (2人分)

鶏胸肉1枚(250g)
塩麹大さじ1
きゅうり1本
香菜1本
★ 胡麻だれ
・ 白練り胡麻大さじ1と1/2
・ 醤油大さじ1
・ 黒酢大さじ1
・ 胡椒少々

1下ごしらえ

鶏肉は塩麹をからめて冷蔵庫で一晩置く。

塩麹をからめた豚肉

2蒸す

①を蒸し器にのせ、沸騰した鍋にのせ、蓋をして強火で2分、弱火で8分蒸す。火を止めてそのまま15分ほど置き、粗熱を取る。

蒸す

3きゅうりをカットする

きゅうりは皮をむいて麺棒などでたたき、3等分の長さに切る。塩少々(分量外)をふって10分ほど置き、水気を軽く絞る。香菜は長さ2cmに切る。胡麻だれの材料は混ぜ合わせる。

きゅうりをカットする

4鶏肉をカットする

②の鶏肉を薄切りにする。

鶏肉をカットする

5胡麻だれをからめる

ボウルに鶏肉を入れ、胡麻だれを加えてよく和え、味をからめる。

胡麻だれをからめる

6仕上げ

たたききゅうり、香菜を加えてざっと和える。

仕上げ
完成

教える人

ウー・ウェン

ウー・ウェン 料理家

「ウー・ウェン クッキングサロン」主宰。医食同源が根づいた中国の家庭料理とともに、中国の暮らしや文化を伝えている。著書に『ウー・ウェンの100gで作る北京小麦粉料理』『ウー・ウェンの炒めもの』『ウー・ウェンの 煮もの あえもの』(いずれも高橋書店)など多数。
Instagram@wuwen_cookingsalon

この記事は『四季dancyu 2023 秋』に掲載したものです。

四季dancyu2023 秋
四季dancyu2023 秋
A4変型判(120頁)
2023年9月13日発売/1,200円(税込み)

文:松原京子 写真:木村 拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。