冷凍パイシートにトマトを並べて焼くだけのフィンガーフードです。熱々も冷めたのも甲乙つけがたいおいしさです。「飲み友」の料理研究家、上田淳子さんとしらいのりこさんに夏の晩酌がテーマの自慢のつまみを披露し合ってもらいました。
冷凍パイシート | 1枚(20cm四方) |
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トマト | 2個 |
アンチョビフィレ | 2枚 |
エルブ・ド・プロヴァンス | 小さじ1/2 |
オリーブオイル | 小さじ1 |
冷凍パイシートは冷蔵室で解凍し、4等分に切る。
トマトはヘタを取って縦半分に切り、幅5mmの薄切りにする。アンチョビは粗く刻む。
オーブンの天板にクッキングシートを敷き、パイ生地をのせる。パイ生地の中央にエルブ・ド・プロヴァンスをふり、アンチョビを散らし、トマトをのせてドミノ倒しのように並べ、オリーブオイルをかける。
200~220℃に温めたオーブンで、パイにこんがりと色がつくまで20分ほど焼く。
スイスのホテルやフランスのレストランなどで修業した経験を持ち、ワインにも精通。自宅のバックヤードには秘蔵酒がごっそり隠れている。『フランス仕込みのシャルキュトリー』(河出書房新社)などワイン党の心をくすぐる著書多数。
調理担当のしらいのりこと企画・酒担当のシライジュンイチ夫婦による、炊飯系フードユニット。ご飯も日本酒も米が原料。どちらも等しく愛している。近著に『ごきげんな晩酌 家飲みが楽しくなる日本酒のおつまみ65』(山と渓谷社)。
この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:伊藤徹也