キムチが具であり、調味料と二役の働きをしてくれます。豚肉は厚切り肉を使うことで、食後の充足感が違います。ねぎとにらも加え、豚肉の疲労回復パワーをさらに強化。明日の元気を約束してくれる一杯です。簡単、おいしい、栄養たっぷりのどんぶりレシピを料理研究家の田口成子さんに教えてもらいました。
豚ロース肉 | 2枚(200g)(とんカツ用) |
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★ 下味 | |
・ 塩 | 少々 |
・ 黒胡椒 | 少々 |
白菜キムチ | 100g |
にら | 1/2束(50g) |
長ねぎ | 1本(100g) |
サラダ油 | 大さじ1/2 |
胡麻油 | 大さじ1 |
★ 合わせ調味料 | |
・ 醤油 | 小さじ2 |
・ 酒 | 小さじ2 |
・ 水 | 大さじ2 |
温かいご飯 | 2人分 |
豚肉は冷蔵庫から出して常温に10分おく。赤身と脂身の間を筋切りして、塩、胡椒で下味をつける。
にらは長さ4cmに切る。長ねぎも長さ4cmに切って縦4等分に切る。白菜キムチは長ければ食べやすく切る。
合わせ調味料は混ぜ合わせる。
フライパンにサラダ油を熱し、豚肉を中火で焼く。焼き色がついたら返し、両面を合わせて6~7分焼く。肉を取り出し、粗熱が取れたら、幅1.5~2cmに切る。
フライパンをきれいにし、胡麻油を熱する。キムチ、ねぎ、にらの順に加えながらさっと炒め、肉から出た肉汁ごと豚肉を戻す。合わせ調味料を加え、ひと炒めする。
器にご飯を盛り、豚キムチ炒めをのせる。
料理学校講師から料理研究家として独立し、懐石料理店で日本料理、イタリアでマンマの味、インド婦人の下でカレー料理など、各国の料理を精力的に学ぶ。その好奇心はとどまるところを知らず、家庭菜園を10年間行なって野菜を研究するほか、魚への興味が高じて『おさかなマイスター』を取得。現在は、食育にも取り組んでいる。
この記事は『技あり!dancyuどんぶり』に掲載したものです。
文:遠田敬子 写真:白根正治