夏野菜を楽しむ、おうち中華
バジルが香る"三杯鶏(サンべイジー)"

バジルが香る"三杯鶏(サンべイジー)"

バジルのフレッシュさが大切なので、加えたらひと混ぜしてすぐに器に盛り付けましょう。バジルが香る夏の炒め煮。ご飯が進むこと、間違いなし!夏野菜の味と色を楽しむメニューを中華料理を得意とする料理家の今井亮さんに教えてもらいました。

“三杯鶏(サンべイジー)”のつくり方

鶏肉を、多めのにんにくと生姜、赤唐辛子とともに、醤油味で炒め煮にした料理。
胡麻油、醤油、酒を同量使って濃いめの味に仕上げるのが特徴です。
そして仕上げにバジルをたっぷりと入れてひと混ぜして完成。バジルと醤油?と思うかもしれませんが、これが実によく合うんです。

材料材料 (2人分)

鶏もも肉2枚(約500g)
長ねぎ1本
にんにく4片
生姜2片
赤唐辛子2本
★ 合わせ調味料
・ 醤油大さじ3
・ 米焼酎大さじ3(または酒)
・ 砂糖 大さじ1
・ 中国たまり醤油小さじ1
胡麻油大さじ3
バジル30g(葉のみ)

1鶏肉をカットする

鶏肉は余分な脂を切り落とし、10等分に切る。

鶏肉をカットする

2ねぎをカットする

ねぎは斜めに幅1cmで切り、にんにくは縦半分に切る。生姜は薄切りにし、唐辛子は種を除く。

ねぎをカットする

3合わせ調味料をつくる

合わせ調味料の材料はよく混ぜておく。

合わせ調味料をつくる

4にんにく、生姜を炒める

中華鍋に胡麻油を中火で熱し、にんにく、生姜を入れてじっくりと炒め、おいしそうな色がついたら唐辛子を加え、香りが立つまで炒める。

にんにく、生姜を炒める

5鶏肉を加える

鶏肉を加えて2分ほど炒めて中まで火を通し、③の合わせ調味料を加える。

鶏肉を加える

6ねぎを加える

味をからめながら煮詰め、汁気が少なくなったらねぎを加えて1分ほど炒める。

ねぎを加える

7仕上げ

煮汁がほぼなくなったらバジルを加えてひと混ぜし、火を止めて器に盛る。

仕上げ
完成

教える人

今井亮 料理家

今井亮 料理家

中国料理を得意とする料理家。京都市内の老舗中華料理店で修業を積み、東京へ。フードコーディネーター学校を卒業後、料理家のアシスタントなどを経て独立。プロの技を効かせながら家庭でつくれる中華のレシピが好評。少人数制の料理教室「亮飯店」も人気。
Instagram @ryo.imai1931

この記事は四季dancyu 2023 夏に掲載したものです。

四季dancyu2023夏
四季dancyu2023夏
A4変型判(120頁)
2023年6月12日発売/1200円(税込)

文:松原京子 写真:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。