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"ヒレかつ"をつくる|本誌連載「美味しいって何だろう?」で丸山隆平さんが習った洋食レシピ⑤

"ヒレかつ"をつくる|本誌連載「美味しいって何だろう?」で丸山隆平さんが習った洋食レシピ⑤

dancyu本誌の連載「丸山隆平の美味しいってなんだろう?」では、丸山さんの「“もてメシ”を覚えたい」という願いをかなえるため、洋食のシェフ・古賀達彦さんのもとで修業しています。今回のテーマは“ヒレかつ”です。

衣が立ち上がったヒレかつ

ヒレカツならではの美味しさは、なんといっても豚ヒレ肉のしっとり感です。この肉の質感を生かすためのコツは、厚めに切ること。揚げてから休ませ、余熱でも火を入れると、肉汁を閉じ込めることができます。

“ヒレかつ”をつくる

材料材料 (つくりやすい分量)

豚ヒレ肉1本(約250g)(トンカツ用)
少々
白胡椒少々
★ バッター粉
・ 薄力粉40g
・ 天ぷら粉10g
★ 卵液
・ 全卵1個(M)
・ 牛乳25ml
生パン粉適量(粗挽き)
揚げ油適量(サラダ油)
キャベツ適量(せん切り)

1肉を切り揃える

豚肉は表面にスジがあれば包丁でそぎ、高さ4cmの円柱形に切る。細くなっている端の部分は観音開きにして、ほかの肉と同じ形と大きさになるように整える。

肉を切り揃える

2肉をたたく

肉の断面を上にして手のひらで軽くトントンとたたいて繊維を柔らかくし、潰れた形を元通りに整え直し、片面だけに塩、胡椒をふる。

肉を叩く

3バッター粉と卵液をからめる

肉にまんべんなくバッター粉をまぶし、余分な粉をはたいて落とす。竹串を肉の側面に刺し、卵液にくぐらせる。まんべんなくからめたら引き上げ、余分な卵液をきる。

4パン粉をつける

パン粉の上に断面を上にして肉を置き、パン粉をたっぷりかぶせる。パン粉ごと肉を持ち上げて、丸い形を意識しながら両手でギュッと握り込むようにして、パン粉を密着させる。たっぷりのパン粉ごとバットに取り出す。

パン粉をつける
パン粉をつける
パン粉をつける

5揚げる

油を170℃に熱し、衣をつけた肉をそっと入れ、4分30秒揚げる。時間が来たら取り出して、網の上に置き4分半休ませたらキッチンペーパーの上に移し、さらに油をきる。

揚げる

6予熱で火を通す

3分ほど休ませて、余熱で火を通してから、キャベツとともに器に盛り完成。

予熱で火を通す
完成

撮影:伊藤菜々子 文:編集部

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