きじまりゅうたさんの偏愛食材レシピ
はじける熱々の果汁がたまらない"トマトの豚巻き焼き"

はじける熱々の果汁がたまらない"トマトの豚巻き焼き"

夏にうってつけのトマトを使った食べ応えあるおかずです。ガブリと噛むとジュワッとトマトの果汁がしみ出て、はじける美味しさを楽しめます。料理研究家のきじまりゅうたさんに大好きな食材とそれを使ったレシピを教えてもらいました。

“トマトの豚巻き焼き”のつくり方

肉の価格が高騰している今、「薄切り肉」よりもさらに薄い「しゃぶしゃぶ肉」を再評価中。同じグラム数でも枚数がとれるから得した気持ちになるし、薄いほうが肉質も柔らかく感じる。部位はバラが好き。脂も大事な旨味だからね。

材料材料 (2人分)

豚バラ肉8枚(しゃぶしゃぶ用)
トマト大1個
青じそ4枚
小さじ1/4
粗挽き黒胡椒 少々
柚子胡椒適宜
粒マスタード適宜

1具材をカットする

トマトはヘタを取り除き、8等分のくし形に切る。青じそは縦半分に切る。

2肉を巻く

豚肉1枚(短ければ2枚つなげる)を縦に置き、手前に青じそとトマトをのせ、肉を巻きつける。同様に7個つくり、全体に塩をふる。

3焼く

魚焼きグリルに②を並べ、肉に焼き色がつき、火が通るまで焼く。

焼く
魚焼きグリルで焼くと、バラ肉の脂が適度に落ちて、表面がカリッと香ばしく焼ける。

4仕上げ

器に③を盛って胡椒をふり、好みで柚子胡椒、粒マスタードを添える。

完成

教える人

きじまりゅうた

きじまりゅうた 料理研究家

祖母は村上昭子、母は杵島直美。多彩な家庭料理を肌で学びながら育つ。アパレルメーカー勤務を経て料理の道に。同世代のリアルな目線でつくるアイデアメニューが持ち味。趣味はサーフィンと音楽鑑賞。著書は『材料2つだけ! きじま流極旨レシピ』(ワン・パブリッシング)、『まいにち絶品!「サバ缶」おつまみ』(青春出版社)など多数。

この記事は『四季dancyu 2023 夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2023 夏
四季dancyu 2023 夏

文:佐々木香織 写真:安彦幸枝

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。