缶詰でつくれるフルーツスイーツレシピ
ザクザクと美味しい!"桃のクランブル"

ザクザクと美味しい!"桃のクランブル"

クランブルはイギリス発祥の、バター、小麦粉、砂糖でつくったぽろぽろの生地です。香ばしく焼けたクランブルと甘い桃が調和します。アイスクリームやヨーグルトを添えるのもおすすめです。フルーツ缶でつくるスイーツをお菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。

“桃のクランブル”のつくり方

豊かなバターの香りと桃が好相性。そのおいしさは格別だ。クランブルは手でポロポロにするだけだから、気楽につくれるのも魅力。

材料材料 (4人分)

4個(缶詰/半身のもの)
キルシュ小さじ2(※)
★ 粉類
・ 薄力粉45g
・ アーモンドパウダー45g
きび砂糖30g
バター45g(食塩不使用)
ブルーベリー20g(あれば)

※好みのフレーバーのリキュールでOK。

1下準備

耐熱皿に薄くバター(分量外)を塗り、水気を拭き取った桃を逆さまにして並べる。桃のくぼみにキルシュをスプーンで注ぎ入れる。

2クランブルをつくる

バターは冷たいまま1cm角に切ってボウルに入れ、粉類をふり入れ、砂糖を加え指でつぶしながらなじませ、そぼろ状にする。

クランブルをつくる
指先でバターをつぶしながら粉類、砂糖をまぶしていきます。バターは冷たいまま使うのがポイントです。
クランブルをつくる
ポロポロになってきたら両手でサラサラと持ち上げながら細かくします。写真くらいの粒になればOK。

3クランブルを散らす

クランブルを①の上に散らし、あればブルーベリーも散らす。

4オーブンで焼く

170℃のオーブンで30分焼く。

完成

教える人

本間節子 菓子研究家

本間節子 菓子研究家

自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。

※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。

技あり!dancyu 缶詰
技あり!dancyu 缶詰
A4変型判(96頁)
2020年10月13日発売/800円(税抜き)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。