混ぜて固めるだけでつくれる、手軽なデザートです。パイナップルの味と香りに加えて、サックリとした歯ざわりがアクセント。フルーツ缶でつくるスイーツをお菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。
クッキー生地なしのシンプルデザート。パイナップルの甘い香りが溶け込んだシロップもフル活用。缶詰だからできるうれしいスイーツ。
パイナップル | 3枚(缶詰/果肉) |
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パイナップル | 100ml(缶詰/シロップ) |
クリームチーズ | 200g |
砂糖 | 30g |
生クリーム | 100ml |
レモン汁 | 小さじ1 |
ゼラチン | 5g |
水 | 20ml |
タイム | 少々(ミントでも) |
パイナップルを8等分に切り水気をきる。
ゼラチンを水の中にふり入れ、ふやかす。
鍋にシロップを入れて温め、沸騰したら火を止め②のゼラチンを加え、混ぜて溶かす。
ボウルにクリームチーズと砂糖を入れてなめらかになるまで泡立て器で混ぜる。
③に④を少しずつ加え混ぜ、なじませて④のボウルに戻す。
生クリームを6分立てに泡立て、レモン汁ととも④に加える。
準備した型にパイナップルの1/3量を散らし、生地の1/3量を流し、平らにしたらパイナップルの残り半量を散らし、また生地を残りの半分流して平らにする。残りのパイナップルを散らし残りの生地を全部入れ、平らにして冷蔵庫で冷やす。
しっかり固まったら紙ごと型からはずし、温めた包丁で切り分けて器に盛り、タイムを添える。
自宅での少人数制のお菓子教室「atelier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。
※この記事の内容は、「技あり!dancyu缶詰」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介