使い方自由自在!タラゴンビネガーレシピ
甘酸っぱい味わいが後を引く"生カリフラワーのマリネ"

甘酸っぱい味わいが後を引く"生カリフラワーのマリネ"

シャクシャクと心地よい歯ざわりは、生のカリフラワーならでは。タラゴンビネガーが引き出した甘味と相まって、カリフラワーの魅力再発見!と驚くこと請け合いのおいしさです。食文化研究家の北村光世さんに、フランス料理でよく使われるハーブのタラゴンを使ったお酢、自家製タラゴンビネガーを生かした料理を教わりました。

“生カリフラワーのマリネ”のつくり方

材料材料 (つくりやすい分量)

カリフラワー1個
にんにく1片分(みじん切り)
A
・ タラゴンビネガー1/2カップ(※)
・ 水カップ1/2
・ 塩小さじ2弱
・ 黒胡椒約15粒(粒)
・ 白マスタードシード小さじ1
オレガノ小さじ1/2(乾)
エクストラバージンオリーブオイル70~80ml

※タラゴンビネガーのつくり方はこちら

1下ごしらえ

カリフラワーは房と茎を切り分ける。房は小房に分ける。茎は葉を切り落とし、皮を厚めにむいて、ひと口大に切る。ボウルに入れ、にんにくをふる。

下ごしらえ
カリフラワーは生のままマリネ。房は小さめに分けるとほどよく味がしみ込み、心地よい歯ざわりも楽しめる。

2マリネ液をつくる

Aを鍋に入れて中火にかけ、オレガノを手でもんで香りを出して加える。

3カリフラワーを漬ける

約2分煮たら、火からおろしてすぐに①に注ぐ。

カリフラワーを漬ける
マリネ液を熱々のうちに注いで混ぜると、味がしみ込みやすくなる。

4保存する

続けてオリーブオイルも回しかけ、 大きめのスプーンでからめるように全体を混ぜ合わせる。ときどき上下を返しながら、常温まで冷ます。冷めたら、ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫へ。約8時間後から食べられ、2~3日はおいしく保存できる。

保存する
オリーブオイルはマリネ液のほかの材料と一緒に加熱せず、豊かな風味をそのままマリネに生かす。
保存する
マリネ液の量が少ないので、上下を返しながら混ぜ、全体に行き渡らせる。
完成

教える人

北村光世 食文化研究家

北村光世 食文化研究家

京都生まれ。アメリカ留学後、青山学院大学で長年教鞭をとる。30年以上にわたって地中海地域をはじめとする世界各国を旅し、あるいは生活しながら、風土ありきの食文化や料理を研究。また、イタリア・パルマの郊外に拠点をもち、イタリアと日本の文化交流にも力を注ぎ続けている。

※この記事の内容はプレジデントムック技あり!dancyu「お酢」に掲載したものです。

技あり!dancyu お酢
技あり!dancyu お酢
A4変型判(104頁)
ISBN:9784833477895
2019年05月28日発売 /880円(税込)

文:遠藤綾子 写真:牧田健太郎