
シャクシャクと心地よい歯ざわりは、生のカリフラワーならでは。タラゴンビネガーが引き出した甘味と相まって、カリフラワーの魅力再発見!と驚くこと請け合いのおいしさです。食文化研究家の北村光世さんに、フランス料理でよく使われるハーブのタラゴンを使ったお酢、自家製タラゴンビネガーを生かした料理を教わりました。
| カリフラワー | 1個 |
|---|---|
| にんにく | 1片分(みじん切り) |
| A | |
| ・ タラゴンビネガー | 1/2カップ(※) |
| ・ 水 | カップ1/2 |
| ・ 塩 | 小さじ2弱 |
| ・ 黒胡椒 | 約15粒(粒) |
| ・ 白マスタードシード | 小さじ1 |
| オレガノ | 小さじ1/2(乾) |
| エクストラバージンオリーブオイル | 70~80ml |
※タラゴンビネガーのつくり方はこちら
カリフラワーは房と茎を切り分ける。房は小房に分ける。茎は葉を切り落とし、皮を厚めにむいて、ひと口大に切る。ボウルに入れ、にんにくをふる。

Aを鍋に入れて中火にかけ、オレガノを手でもんで香りを出して加える。
約2分煮たら、火からおろしてすぐに①に注ぐ。

続けてオリーブオイルも回しかけ、 大きめのスプーンでからめるように全体を混ぜ合わせる。ときどき上下を返しながら、常温まで冷ます。冷めたら、ジッパー付き保存袋に入れて冷蔵庫へ。約8時間後から食べられ、2~3日はおいしく保存できる。




京都生まれ。アメリカ留学後、青山学院大学で長年教鞭をとる。30年以上にわたって地中海地域をはじめとする世界各国を旅し、あるいは生活しながら、風土ありきの食文化や料理を研究。また、イタリア・パルマの郊外に拠点をもち、イタリアと日本の文化交流にも力を注ぎ続けている。
※この記事の内容はプレジデントムック技あり!dancyu「お酢」に掲載したものです。

文:遠藤綾子 写真:牧田健太郎