お茶のきれいな緑が映えるスコーンです。一口頬張るとサクッとした食感とともに新茶の香りが漂います。新茶のフレッシュ感と旨味が楽しめるお菓子を、菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。
煎茶を細かくすり、生クリーム、牛乳、レモン汁と合わせてから粉類と混ぜるのがポイント。
ぜひ焼きたてアツアツを味わってください!
煎茶の茶葉 | 10g(蒸し製玉緑茶または深蒸し煎茶) |
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生クリーム | 60ml |
牛乳 | 60ml |
レモン汁 | 10ml |
薄力粉 | 200g |
グラニュー糖 | 20g(またはビートグラニュー糖) |
塩 | 少々 |
ベーキングパウダー | 小さじ1と1/2 |
バター | 45g(食塩不使用) |
生クリーム | 10ml(ツヤ出し用) |
マーマレード | 適宜 |
・オーブンを190℃に予熱する。
茶葉はすり鉢に入れて細かくする。小ボウルに生クリームと牛乳を入れ、細かくすった茶葉を加えて混ぜ、レモン汁も加えて混ぜる。
別のボウルに薄力粉、グラニュー糖、塩、ベーキングパウダーをふるい入れ、バターを加えて粉をまとわせ、指先でつぶしながらなじませる。
③に②を加え、ゴムベラで軽く練り混ぜてひとまとめにする。
打ち粉(分量外)をした台に移し、麺棒で厚さ1cmの長方形にのばし、半分に折りたたむ。
再び麺棒でのばし、同様に折りたたむ。2cmほどの厚さの正方形に整え、ラップで包み、冷蔵庫で30分ほど休ませる。
端を切り落とし、9等分に切り分け、オーブンペーパーを敷いた天板に並べる。切り落とした部分はまとめて丸め、一緒に天板にのせる。
表面に生クリームを塗り、190℃のオーブンで15分ほど焼く。好みでマーマレードを添える。
自宅での少人数制のお菓子教室「at elier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:松原京子 写真:木村 拓