新茶のお菓子
サクッとした食感とともに新茶の香りが漂う"煎茶スコーン"

サクッとした食感とともに新茶の香りが漂う"煎茶スコーン"

お茶のきれいな緑が映えるスコーンです。一口頬張るとサクッとした食感とともに新茶の香りが漂います。新茶のフレッシュ感と旨味が楽しめるお菓子を、菓子研究家の本間節子さんに教えてもらいました。

“煎茶スコーン”のつくり方

煎茶を細かくすり、生クリーム、牛乳、レモン汁と合わせてから粉類と混ぜるのがポイント。
ぜひ焼きたてアツアツを味わってください!

材料材料 (9個分)

煎茶の茶葉10g(蒸し製玉緑茶または深蒸し煎茶)
生クリーム60ml
牛乳60ml
レモン汁10ml
薄力粉200g
グラニュー糖20g(またはビートグラニュー糖)
少々
ベーキングパウダー小さじ1と1/2
バター45g(食塩不使用)
生クリーム10ml(ツヤ出し用)
マーマレード適宜

1下準備

・オーブンを190℃に予熱する。

2茶葉をすりつぶす

茶葉はすり鉢に入れて細かくする。小ボウルに生クリームと牛乳を入れ、細かくすった茶葉を加えて混ぜ、レモン汁も加えて混ぜる。

茶葉をすりつぶす

3粉類を混ぜ合わせる

別のボウルに薄力粉、グラニュー糖、塩、ベーキングパウダーをふるい入れ、バターを加えて粉をまとわせ、指先でつぶしながらなじませる。

粉類を混ぜ合わせる

4茶葉を加える

③に②を加え、ゴムベラで軽く練り混ぜてひとまとめにする。

茶葉を加える

5生地をのばす

打ち粉(分量外)をした台に移し、麺棒で厚さ1cmの長方形にのばし、半分に折りたたむ。

生地をのばす

6休ませる

再び麺棒でのばし、同様に折りたたむ。2cmほどの厚さの正方形に整え、ラップで包み、冷蔵庫で30分ほど休ませる。

休ませる

7天板にのせる

端を切り落とし、9等分に切り分け、オーブンペーパーを敷いた天板に並べる。切り落とした部分はまとめて丸め、一緒に天板にのせる。

天板にのせる

8オーブンで焼く

表面に生クリームを塗り、190℃のオーブンで15分ほど焼く。好みでマーマレードを添える。

オーブンで焼く
完成
お薦めはマーマレードのせ。柑橘の甘い香りと煎茶の旨味は好相性です。

教える人

本間節子 菓子研究家

自宅での少人数制のお菓子教室「at elier h」(アトリエ・エイチ)主宰。日本茶インストラクター。洋菓子店勤務、お菓子教室通いなどを経て独立。季節感と素材の味を大切にした、毎日食べても飽きない、普段使いのお菓子を提案。お菓子に合う飲み物、お茶にも造詣が深く、日本茶イベントや講習会などで幅広く活躍。

この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

四季dancyu2023春
四季dancyu2023春
A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1200円(税込)

文:松原京子 写真:木村 拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。