香味野菜や菜の花など、個性的な風味を持った食材は、酸味や苦味が果実感のあるスパークリングワインと相性抜群!シードルやスパークリングワインと相性抜群なおつまみを、料理研究家の「マイマイ」こと真藤麻衣子さんに教えてもらいました。
「白身魚とガリのマリネ」は旬を迎える鯛を使った軽やかな味わいのマリネ。ガリの辛味とみょうがの苦味が鯛の旨味の引き立て役に。
「菜の花の生ハム巻き」は菜の花のグリーンを目で味わい、ほろ苦さを舌で味わう前菜。ゆでた菜の花を生ハムで巻くだけの手軽さもうれしい。
★ 白身魚とガリのマリネ | |
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・ 鯛 | 80g(刺し身) |
・ 生姜の甘酢漬け | 20g |
・ みょうが | 1本 |
・ 塩 | ひとつまみ |
・ オリーブオイル | 大さじ1 |
★ 菜の花の生ハム巻き | |
・ 菜の花 | 4株 |
・ 生ハム | 4枚 |
・ オリーブオイル | 適量 |
鯛は塩をふり、5分ほど置く。
生姜の甘酢漬け、みょうがはせん切りにする。
①、②をオリーブオイルで和える。
菜の花は根元の固い部分を切り落とす。鍋に湯を沸かし、菜の花を色よくゆで、水にさらして水気を絞る。
菜の花は半分の長さに切り、生ハム1枚で菜の花1株分をくるくる巻く。器に盛り、オリーブオイルをかける。
「エル・バンディート・アイ・ウイッシュ・アイ・ワズ・ア・ニンジャ・ペティヤン・ナチュレル2021」
南アフリカを代表する自然派ワインの生産者による、優しい泡立ちの「ペティヤン(=弱発泡性ワイン)」。「複雑味のある果実感と酸のバランスがよく、フレッシュな飲み口がよいです」
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝