白味噌の風味が加わったマヨネーズソースは、まろやかでコク深く濃厚な味わいです。シードルやスパークリングワインと相性抜群なおつまみを、料理研究家の「マイマイ」こと真藤麻衣子さんに教えてもらいました。
シュワシュワ酒の代表といえば、シャンパンをはじめとするスパークリングワイン。フランスでは、食事の始まりに欠かせないお酒だが、真藤さんにとっても、それは同じ。
「うちの冷蔵庫にいつも数本は常備してあります。友人たちと家呑みするときに、スパークリングワインを開けないと、お酒の時間が始まらない気がして。さっとつくった前菜とともに泡のお酒で乾杯すると、気分が盛り上がるんです」
泡のあとには白ワイン、赤ワインと進むことが多いが、「さすがに飲み疲れますね」と真藤さん。そんなときにリセットしてくれるのもまた、スパークリングワインだという。
「シャープな酸と弾ける泡で、口の中がすっきりします。するとまた飲みたくなってしまって(笑)。おつまみにはスパイスを使った料理や和食を合わせて、気分をがらりと変えて。第2幕がスタートします」
まだまだ飲みたい、つまみたいという気持ちまでも満たしてくれるスパークリングワイン。
「だから、冷蔵庫に欠かせないんです(笑)」
マヨネーズに白味噌を加え、まろやかなソースに。半熟の卵黄とソースの濃厚な味をスパークリングワインが切ってくれる。
卵 | 2個 |
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A | |
・ マヨネーズ | 大さじ3 |
・ 白味噌 | 大さじ2 |
・ マスタード | 小さじ1 |
黒七味 | 少々 |
卵は画びょうなどで殻に1ヶ所穴をあけ、水に30分ほど浸す。
鍋に湯を沸かし、①の卵を入れて6分30秒ゆでる。冷水にとって殻をむき、皿に盛る。
Aを混ぜ、②のゆで卵にまとわせ、黒七味をふる。
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:佐々木香織 写真:安彦幸枝