旬の食材で簡単主菜づくり!瀬尾幸子さんの3ステップレシピ
じんわり温まる"手羽先と新キャベツの春おでん"

じんわり温まる"手羽先と新キャベツの春おでん"

春とはいえ、まだまだ肌寒いことも。そんな日はおでんでじんわり温まりましょう。料理研究家の瀬尾幸子さんに、旬の食材を使った簡単につくれて、でもしっかりと美味しい主菜レシピを教えてもらいました。

“手羽先と新キャベツの春おでん”のつくり方

柔らかい新キャベツが主役だから、煮込み時間は20分以内と短め。キャベツは葉がバラバラにならないように楊枝で留め、手羽は包丁で切り込みを入れる。こういうひと手間で食べやすさが増します。具に大根やこんにゃくがなくても、さつま揚げさえ入れれば、ちゃんとおでんの味になるの。だまされたと思って、つくってみて。

材料材料 (2人分)

鶏手羽先4本
新キャベツ1/4個
トマト4個(中玉)
スナップえんどう6個
さつま揚げ4枚
だし昆布長さ10cm
かつおだし5カップ
小さじ2
醤油大さじ1

1下ごしらえ

手羽先は羽先を切り落とし、骨に沿って1本包丁を入れる。キャベツは芯を落とさず半分に切り、葉が広がらないように楊枝を刺す。トマトはヘタを取る。スナップえんどうは筋とヘタを取る。昆布は2~3等分に切る。

下ごしらえ

2煮る

鍋にトマト、えんどう以外の材料を入れて中火にかける。煮立ったらアクを取り、落とし蓋をして弱火で15分ほど煮る。

煮る

3トマト、えんどうを加える

落とし蓋を取ってトマト、えんどうを加え、トマトが温まるまで3分ほど煮る。

トマト、えんどうを加える
完成

教える人

瀬尾幸子

瀬尾幸子 料理研究家

料理研究家。日々のごはんづくりを助けてくれる、シンプルでわかりやすいレシピが持ち味。『ラクうまごはんのコツ』(新星出版社)、『みそ汁はおかずです』(Gakken)、『賢い冷蔵庫』(NHK出版)、『おつまみ横丁』(池田書店)など、ベストセラー多数。2022年8月よりYouTubeチャンネル「ラクうま瀬尾食堂」を開設。「見ればつくれる」料理を毎週金曜日に配信している。

この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。

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A4変型判(120頁)
2023年3月10日発売/1,200円(税込)

文:佐々木香織 写真:ローラン麻奈

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。