素朴なおからを洋風に仕上げた、新鮮なレシピです。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。
みずみずしい野菜をたっぷり加えて玉ねぎと黒胡椒をアクセントに。
レモンの皮とケイパーが味に奥行きを出してくれます。
おから | 200g |
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スナップえんどう | 12本(筋を取って3等分に切る) |
芽キャベツ | 8~10個(根元を薄く切り落とし、四つ割りにする) |
きゅうり | 1本分(薄切り) |
A | |
・ 赤玉ねぎ | 1/4個分(繊維に沿って薄切りにしてから半分に切る) |
・ ケイパー | 30g(粗みじん) |
・ レモンの皮 | 少々(すりおろす) |
★ ドレッシング | (よく混ぜる) |
・ 生クリーム | 1/2カップ(脂肪分35%前後の低脂肪のもの) |
・ レモン汁、オリーブオイル | 各大さじ1と1/2 |
・ ディジョンマスタード | 小さじ2 |
塩 | 適量 |
粗挽き黒胡椒 | 少々 |
きゅうりに塩小さじ1/4を加えてもみ、5分置いてから水気を絞る。
鍋に湯を沸かし、塩ひとつまみとオリーブオイル少々(分量外)を入れ、芽キャベツを入れる。2分たったらスナップえんどうも加え、さらに1分ゆで、ザルにあげて水気をきる。
おからをフライパンに入れ、弱火にかけてほぐしながら3~4分から煎りする。水分がとんだら火からおろす。
③の粗熱が取れたらドレッシングと①、Aを加えてよく混ぜる。②も加えて塩ひとつまみをふってさらに混ぜる。味をみて足りなければ塩で調えてから器に盛り、黒胡椒をふる。
料理家。料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。大きな洋菓子店である実家をルーツとし、世界各地への旅で出合った味をヒントに、センスあふれるレシピを考案。とことん試作をくり返すため、「本当においしくつくれる!」と評判を呼んでいる。著書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など多数。夫と愛犬サンデーの2人と1匹で暮らす。
この記事は四季dancyu 2023 春に掲載したものです。
文:藤井志織 写真:山田 薫