チョコレートとチーズのおもてなしスイーツレシピ
自然でやさしい甘さが魅力の"クリームチーズとあんずのパウンドケーキ"

自然でやさしい甘さが魅力の"クリームチーズとあんずのパウンドケーキ"

バターをたっぷり入れたリッチな生地は、きび砂糖を使い自然な甘さに仕上げました。具材はカットしたクリームチーズと干しあんずを入れて、甘味と酸味のバランスのいいパウンドケーキです。お茶の時間はもちろん、お酒と合わせても素敵な菓子レシピを、菓子研究家の田中博子さんに教えてもらいました。

“クリームチーズとあんずのパウンドケーキ”のつくり方

干しあんずはゆでてふっくらさせてから加えると、生地によくなじみます。
クリームチーズの分量は80gでも120gでもいいので、冷蔵庫に残っているクリームチーズを使って気軽につくれます。
干しあんずの分量も好みで加減してOK。

材料材料 (17×8×高さ6cmのパウンド型1台分)

クリームチーズ100g
干しあんず80g
バター130g(食塩不使用)
きび砂糖100g
アーモンドパウダー30g
120g
薄力粉70g
ベーキングパウダー1.5g
コーンスターチ40g
★ 仕上げ用
・ 季節の果物適量(いちご、キウイ、オレンジ、グレープフルーツ(ピンクやルビー)など)
下準備
・型にオーブンペーパーを敷く。
・バターは室温に戻す。
・卵は溶く。
・薄力粉、ベーキングパウダー、
・コーンスターチは合わせてふるう。
・クリームチーズは小さな角切りにする。
・オーブンは180℃に予熱する。

1干しあんずをゆでる

干しあんずは熱湯で5分ほどゆで、柔らかくなったら水気をきり、2cm角くらいに切る。崩れてしまった場合は手でちぎっても。

干しあんずをゆでる

2バターときび砂糖を混ぜる

ボウルにバターを入れてゴムベラで練り、きび砂糖を加えて白っぽくなるまでハンドミキサーで泡立てる。アーモンドパウダーを加えて混ぜる。

バターときび砂糖を混ぜる

3卵を加える

卵を3回に分けて加え、そのつどハンドミキサーで混ぜる。分離してしまったら粉類から大さじ1を取って加えて混ぜる。

卵を加える

4干しあんずを加える

ふるっておいた粉類を加えて混ぜ、①の干しあんずを加えてざっと混ぜる。

干しあんずを加える

5型に生地を入れる

型に④の生地の半量を入れ、クリ ームチーズの半量をところどころに入れる。

型に生地を入れる

6生地とクリームチーズを混ぜる

残りの生地にクリームチーズの残りを加えて混ぜる。

生地とクリームチーズを混ぜる

7オーブンで焼く

型に入れてならし、180℃のオーブンで25分焼き、170℃に下げて15分焼く。

オーブンで焼く

8仕上げ

型からはずし、ケーキクーラーにのせて冷ます。切り分けて器に盛り、食べやすい大きさに切って混ぜ合わせたフルーツを添える。

仕上げ
完成

教える人

菓子研究家 田中博子

菓子研究家 田中博子

調理製菓師専門学校を卒業後、洋菓子店の勤務を経て、22歳で念願の藤野真紀子氏の助手になる。妥協せずおいしさと美しさを追求する姿勢に触発され、5年後に渡仏。ジャムで有名なアルザス地方の「メゾン・フェルベール」に勤務。帰国後、2011年からフランス菓子とジャムを専門としたお菓子教室「クレアパ」を主宰。数年間のオーストラリア生活を挟み、現在は地元・九州の佐世保で活動中。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:松原京子 撮影:木村 拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。