3ステップでできる主菜レシピ
お酒にも白飯にも寄り添う甘辛味"豚肉と長いもの味噌田楽"

お酒にも白飯にも寄り添う甘辛味"豚肉と長いもの味噌田楽"

時間はかかるけれど、コツいらずの鍋ものです。酒もご飯も進む一皿なので、夕飯をゆったりと楽しみたいときにお薦めです。料理研究家の本田明子さんに、手間いらずで美味しい主菜がつくれるレシピを教えてもらいました。

“豚肉と長いもの味噌田楽”のつくり方

田楽味噌も材料を混ぜるだけなので、疲れた日のごはんにお薦めです。
ただし、豚肉の下ゆでだけは怠らず。
煮ているときにアク取りをする手間が省けます。

材料材料 (3~4人分)

豚バラ肉350g(塊)
長いも8cm
こんにゃく1枚(250g)
A
・ 味噌大さじ2
・ 砂糖大さじ1
・ みりん大さじ1
・ すり白胡麻大さじ1
B
・ 酒1/2カップ
・ 水3~4カップ

1下ごしらえ

こんにゃくは4等分の長方形に切る。長いもは皮をむいて厚さ2cmに切る。豚肉は厚さ2cmに切る。Aはよく混ぜる。

下ごしらえ

2下ゆでする

鍋に湯を沸かし、豚肉とこんにゃくを下ゆでする。豚肉の色が白く変わったらザルにあげ、水気をきる。好みでこんにゃくに竹串を刺す。

下ゆでする

3煮る

大きめの鍋にBを入れて火にかけ、沸騰したら②と長いもを入れて蓋をし、弱火にして45分ほど煮る。豚肉が柔らかくなったら煮上がり。田楽味噌をつけて食べる。

煮る
完成

教える人

料理研究家 本田 明子

料理研究家 本田 明子

家庭料理家。1982年に小林カツ代さんの内弟子第一号となり、以来20年ほど助手を務め、2007年に独立。子供向けの料理から高齢者のためのメニュー開発まで、幅広い世代に喜ばれるレシピを提案。著書に『本田さんちのおかずが美味しい理由』(学研プラス)、『クロワッサン特別編集 旬の野菜を使い切る、昔ながらのおかず。』(マガジンハウス)など多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:佐々木香織 撮影:鈴木泰介

佐々木 香織

佐々木 香織 (ライター)

福島出身の父と宮城出身の母から生まれ、東北の血が流れる初老の編集ライター。墨田区在住。食べることと飲むことが好き。お酒は何でも飲むが、とくに日本酒と焼酎ラヴァー。おもな仕事は新聞やウェブでの連載、雑誌や書籍の編集・取材・執筆。テーマは食べもの、お酒、着物など。