荻野恭子さんの手づくり調味料レシピ
定番の美味"きのこのアヒージョ"

定番の美味"きのこのアヒージョ"

山盛りのきのこを使った、香りと旨味たっぷりのアヒージョです。いろいろな味がしみ出たオイルもおいしいので、パンにたっぷり浸してどうぞ。料理研究家の荻野恭子さんから、日々役立つ調味料を習いました。

“きのこのアヒージョ”のつくり方

山盛りのきのこも、くつくつと煮えたぎるたっぷりのオリーブオイルの中ですっかりクタクタに。定番のにんにくと赤唐辛子にアンチョビが入ると旨味も増強。

材料材料 (2人分)

きのこ合わせて300g(椎茸、しめじ、舞茸など)
アンチョビ2~4枚
にんにく1片
パセリ1枝
赤唐辛子1本
オリーブオイル1カップ

*アンチョビの量はいわしの大きさと塩気により加減する。

1下ごしらえ

きのこは食べやすい大きさに切るか小房に分ける。アンチョビ、にんにく、パセリはみじん切り、唐辛子は小口切りにする。

2材料を鍋に入れる

鍋にきのこ、アンチョビ、にんにく、唐辛子を詰めてオリーブオイルを回しかけ、パセリの半量をふって中火にかける。

材料を鍋に入れる

3煮る

沸いてきたら、きのこがくったりとしてかさが減るまで10分ほど煮て、仕上げに残りのパセリを散らす。

完成

教える人

料理研究家 荻野恭子

料理研究家 荻野恭子

料理研究家。世界中を旅しながら現地の家庭やレストランで料理を習い、食文化を研究するのがライフワーク。これまでに訪れた国は65カ国以上。特に“塩”は長年追いかけ続けているテーマの一つで、近著に『塩ひとつまみ それだけでおいしく』(女子栄養大学出版部)がある。ほかに『手づくり調味料のある暮らし』(暮しの手帖社)など著書多数。自宅で料理教室「サロン・ド・キュイジーヌ」を主宰。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。

四季dancyu 2022冬
四季dancyu 2022冬
いつもの食卓をちょっと格上げ

A4変型 判( 120 頁)
ISBN: 9784833481748
2022年12月13日発売 / 1,100円(税込)

文:鹿野真砂美 撮影:伊藤徹也

鹿野 真砂美

鹿野 真砂美 (ライター)

1969年東京下町生まれ。酒と食を中心に執筆するフリーライター。かつて「dancyu」本誌の編集部にも6年ほど在籍。現在は雑誌のほか、シェフや料理研究家のレシピ本の編集、執筆に携わる。料理は食べることと同じくらい、つくるのも好き。江戸前の海苔漁師だった祖父と料理上手な祖母、小料理屋を営んでいた両親のもと大きく育てられ、今は肉シェフと呼ばれるオットに肥育されながら、まだまだすくすく成長中。