鶏胸肉と油揚げが柚子胡椒のアクセントによって見事にまとまった一品です。酒蒸し効果で、パサつきがちな胸肉がしっとり仕上がります。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。
皮なし鶏胸肉 | 300g(ささみでも可) |
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油揚げ | 1枚分(裏に返して幅1cmに切る) |
九条ねぎ | 2〜3本分(斜め薄切り) |
片栗粉 | 大さじ1と1/2 |
酒 | 大さじ2 |
胡麻油 | 大さじ2 |
A | |
・ 醤油 | 大さじ1/2 |
・ みりん | 大さじ1/2 |
・ 柚子胡椒 | 小さじ1/2 |
煎り胡麻 | 小さじ1〜2(白) |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
鶏肉は繊維の流れに沿って縦に3等分し、一口大にそぎ切りし、片栗粉を全体に薄くまぶす。
フライパンに油大さじ1を入れて強めの中火で熱し、熱々になったら油揚げを炒め、いったん取り出す。
残りの油を加えて、温まったら鶏肉を入れて塩、胡椒をふる。裏に返して酒を回しかけ、蓋をして中火で2〜3分蒸し煮する。
Aを加えて炒め、全体がなじんだら火を止める。②の油揚げとねぎを加えて混ぜ、煎り胡麻をふる。好みで柚子胡椒少々(分量外)を添える。
料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022冬』に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:山田 薫