秋に旬を迎える土の中で育つ根菜たち。オーブンでこんがり焼き上げ、野菜のもつ本来の美味しさを味わう料理に仕上げました。食と酒と旅をこよなく愛する文筆家・ツレヅレハナコさんに、ビールに合う季節のおつまみを習いました。
まずは「ビール」!食事のスタートを飾ることの多いビールは、飲み口がすっきりしているので、塩味の軽やかな料理とよく合います。
最近は「クラフトビール」が元気です。クラフトビールとは、小さなビール工房でつくられているビールのことで、クラフト=職人技という意味に由来しています。醸造家の思いやこだわりが反映されていて、その味わいも千差万別。地域特産の柑橘類などフルーツをプラスしたり、原材料や製造方法もさまざまで味と香りのバリエーションが楽しめます。
そんなビール、まずは野菜のおつまみと合わせたい、とハナコさん。油との相性もいいので野菜に油をからめて、焼いたり揚げたりのバリエーションが広がります。エスニック風の味つけにもビールは最適です。
れんこん | 6cm |
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ごぼう | 1/2本 |
にんじん | 1本 |
里芋 | 4個 |
にんにく | 1片 |
ローズマリー | 1本 |
オリーブオイル | 適量 |
塩 | 適量 |
れんこんは皮付きのまま厚さ8mmの輪切り、ごぼうは斜め切りにして水にさらす。にんじんは皮付きのまま細長い乱切りに、里芋は皮付きのまま半分に切る。にんにくはつぶす。
オーブンの天板にクッキングペーパーを敷き、根菜を並べ入れてローズマリーをのせ、オリ ーブオイルを回しかけてまぶす。塩を軽めにふり、200℃のオーブンで15分焼く。
器に盛り、仕上げの塩をふる。
食と酒と旅をこよなく愛する文筆家。ビール、ワイン、日本酒、焼酎、なんでもこいの筋金入りの呑んべえ。友人たちが集まるホームパーティや、友人宅での持ち寄りパーティでもつまみの腕を振るう。飲みながらササッとつくる即席つまみも絶品。『ツレヅレハナコのお取り寄せ』(立東舎)、『ツレヅレハナコの愛してやまないたまご料理』(サンマーク出版)など著書も多数。
文・構成:中村裕子 撮影:キッチンミノル