様々な食文化と歴史的背景がからみあって形づくられてきた、アメリカの郷土菓子。日本ではまだなじみが薄いけれど、ぜひ知ってほしい魅力的なものがたくさんあります。各地の郷土菓子に魅せられた菓子文化研究家の原亜樹子さんが、お薦めのアメリカ菓子の物語とレシピをご紹介。今回は「セブンレイヤーバー」つくり方編です。
グラハムクラッカー | 60g |
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バター | 30g(食塩不使用) |
チョコレートチップ | 30g(ビタータイプ) |
チョコレートチップ | 30g(キャラメル味。なければビタータイプでも可) |
クルミ | 40g |
ココナッツロング | 30g |
練乳 | 140g |
ミニプレッツェル | 9枚(クラッカータイプ) |
◇下準備
・バターを1cm角にカットし、常温にもどしておく。
・クルミは粗く刻んでローストする。
・オーブンを160℃に予熱する。
・型にオーブン用シートを敷く。
先にグラハム生地をつくる。グラハムクラッカーをポリ袋に入れ、袋の口を閉じる。麺棒などで叩いて粉末状にする。またはフードプロセッサーで粉末状にする。
ボウルにバターを入れて湯煎、またはレンジで溶かす。1を加え、ゴムベラで混ぜる。型に指を使って底と側面にすきまなく敷き込む。
2の上に、チョコレートチップ2種類を2/3量ずつ、クルミ、ココナッツロングを順にのせる。プレッツェルを並べて残りのチョコレートチップをのせる。
練乳を表面全体に均等に回しかける。
160℃のオーブンで約25分、周囲に香ばしい焼き色が付くまで焼く。型ごと網に取り、冷ます。
日米の高校を卒業後、大学で食をテーマに文化人類学を学ぶ。国家公務員から転身し、アメリカの食を中心に取材や執筆、レシピ製作を行う。著書に『アメリカ郷土菓子』(PARCO出版)、『アメリカンクッキー』(誠文堂新光社)など。2023年9月に発売した新刊『アメリカ菓子図鑑 お菓子の由来と作り方』も好評。https://haraakiko.com/
文:鈴木美和 撮影:鈴木泰介