醤油がしみたごぼうの味わいとあおさの香りが絶妙な一皿。おかずにも酒のお供にもなります。おもてなし上手と評判の料理家の小堀紀代美さんに、ゲストに喜んでもらえるちょっとしたご馳走レシピを教わりました。
きんぴらごぼうの余りを春巻きやかき揚げにするとおいしいことから思いついたのが生のごぼうを醤油で和えてから衣をつけて揚げること。
手軽にできますが、高温で揚げすぎるとあおさが苦くなるのでご注意を。
ごぼう | 200g |
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醤油 | 小さじ2 |
小麦粉 | 大さじ3~ |
あおさ | 8~10g |
白煎り胡麻 | 大さじ1 |
揚げ油 | 適量 |
ごぼうはたわしなどで皮を洗い、斜め薄切りにしてからやや太めのせん切りにする。水にさっとさらし、ザルにあげて水気をよくきる。
ボウルに入れ、醤油を加えて混ぜる。
小麦粉を加えて混ぜ、冷水小さじ2を少しずつ加えて混ぜる。箸でつまむと、ごぼう同士がくっつくまで、水を少量ずつ加えながら混ぜる。小麦粉とごぼうについた水分と醤油だけでまとまるようなら水を加えなくてもよい。
あおさと胡麻を加えて混ぜる。
170℃の油に入れて色づくまで揚げ、網の上で油をきる。さらにキッチンペーパーの上で油をきり、器に盛る。
料理勉強家
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は同名の料理教室を主宰。気持ちはいつも『料理勉強家!』。楽しくをモットーに、テレビ、雑誌などにレシピを提供。近書に『ライクライクキッチンの旅する味 予約のとれない料理教室レッスンノート』『ごはんにかけておいしい ひとさライス』など。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022秋』に掲載したものです。
文:藤井志織 撮影:山田 薫