昆布と醤油の風味によってご飯とも相性がよい、旨みたっぷりのピクルスです。料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました
ピクルス液に昆布と醤油を加えるだけで和風テイストに。噛めば噛むほど、根菜の深い味を堪能できます。冷蔵庫で3~4週間、保存可能です。
ごぼう | 3本(200g)(細めのもの) |
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れんこん | 小1節 |
★ 下ゆで用 | |
・ 塩 | 少々 |
・ 酢 | 小さじ1 |
ミニにんじん | 10本(*) |
★ ピクルス液 | |
・ 酢 | 1カップ |
・ 水 | 1/2カップ |
・ みりん | 大さじ3 |
・ 淡口醤油 | 大さじ2 |
・ 塩 | 小さじ1/4 |
・ 赤唐辛子 | 2本 |
・ だし昆布 | 5枚(1×5cm) |
*なければにんじん1本で代用。皮をむいて4~ 5cmの棒状に切る。
ごぼうは皮をこそげて長さ4~5cmに切り、水でさっと洗って鍋に入れ、ひたひたの水を加えて中火にかける。煮立ってきたら蓋をして弱火で20分ほどゆで、ザルにあげる。
れんこんはピーラーで皮をむき、厚さ1cmの半月切りにして水でさっと洗い、水気をきって塩と酢を加えた熱湯に入れて透明になるまで1分ほどゆで、ザルにあげる。
ミニにんじんはピーラーで皮をむき、長さを半分に切る。
保存容器にごぼう、にんじん、れんこんを詰める。
鍋(アルミ以外)にピクルス液の材料を入れて混ぜ、弱火にかけて煮立ってきたら火を止め、熱いうちに④に注ぎ、完全に冷めたら蓋をする。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:野口健志