料理の味を深めるお酢の基本レシピ
上品な香りをまとった"かぼちゃのピクルス"

上品な香りをまとった"かぼちゃのピクルス"

かぼちゃを生のまま漬け込み、シナモンで甘く香りづけしたピクルスです。シャクシャクした食感も美味!料理の味を深める酢を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“かぼちゃのピクルス”のつくり方

食べると硬いかぼちゃの食感とピクルス液の酸味の印象が強いですが、しっかり噛んでいくとかぼちゃの甘味が感じられます。

材料材料 (つくりやすい分量)

かぼちゃ正味400g(若いもの*)
★ ピクルス液
・ 酢1カップ
・ 白ワイン1/3カップ
・ 水1/3カップ
・ 砂糖大さじ4
・ 塩小さじ1と1/3
・ シナモン1/2本(スティック)
・ 赤唐辛子1本

*サイズが小さくて皮の緑が濃いもの。コリンキー(生食もできるかぼちゃ)でもよい。

1下ごしらえ

かぼちゃは皮のまま洗って水気を拭き、ワタと種を取る。厚さ1cmに切ってから幅1~1.5cmに切り、保存容器に入れる。

2ピクルス液をつくる

鍋(アルミ以外)に材料を入れて混ぜ、弱火にかけて煮立ってきたら火を止め、熱いうちにかぼちゃに注ぎ、完全に冷めたら蓋をして冷蔵庫で冷やす。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、「料理のてほどき さしすせそ す」に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ す
料理のてほどき さしすせそ す
味を深めるお酢の知恵

料理の手ほどき さしすせそ す
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478373
2020年01月31日発売 /770円(税込)

文:中村裕子 写真:野口健志

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。