最低限の材料だけ使うからこそ、いつでもおいしく飽きのこない味に仕上がります。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
シンプルだから飽きがこない定番中の定番パスタ。スパゲッティのゆで汁を有効活用するのがポイントです。炒めるときに少量加えるとパサつかず、のどごしがよくなります。
スパゲッティ | 160g |
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にんにく | 1~2片 |
赤唐辛子 | 1~2本 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
にんにくは薄切りにする。赤唐辛子はへたを切り取って種を取り、幅5mmの輪切りにする。
フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火でゆっくり、色よく香りよく炒めて取り出す。
スパゲッティをゆでる。たっぷり(2L程度)の熱湯に塩大さじ1(分量外)を入れてスパゲッティを入れて混ぜ、煮立ってきたら表示時間どおりにゆでてザルにあげ、ゆで汁を少し残す。
②に赤唐辛子を加えてひと炒めしてスパゲッティ、ゆで汁を加えて炒め合わせる。
塩、胡椒で調味してにんにくを戻して混ぜ、器に盛る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ