素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
さっとつくれて食べ応えがある"アスパラのオイル蒸し"

さっとつくれて食べ応えがある"アスパラのオイル蒸し"

アスパラガスの甘味とチーズの塩気がよくなじんで、満足感の高い副菜に仕上がります。おかずとしてはもちろん、ワインのお供にも。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“アスパラのオイル蒸し”のつくり方

アスパラのほかにもブロッコリーやカリフラワー、ミニトマトなどでつくるのもおすすめです。

材料材料 (2人分)

グリーンアスパラガス5本(200g)
オリーブオイル大さじ2
小さじ1/5
ピザ用チーズ30g
粗挽き黒胡椒少々

1アスパラガスをカットする

アスパラガスは根元の部分を3mmほど切り落として、根元のほうから1/2ぐらいまでピーラーでむき、長さを半分に切る。

2油をからめる

フライパンにアスパラを入れてオリーブオイルをふり、混ぜて全体に油をからめる。

3蒸し煮にする

塩をふって蓋をし、中火にかけて途中上下を返しながら、3分ほど蒸し煮にする。

4仕上げ

チーズをのせ、蓋をしてさらに1分ほど蒸し煮にしてチーズがとろりとしたら、器に盛って胡椒をふる。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:鈴木泰介

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。