ローリエや白ワインの風味が爽やかに香り、きのこの旨味もしっかりと味わえる秀逸な副菜です。おかずとしてはもちろん、ワインのお供にも。食材と塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
きのこはしっかり下ゆでして、特有の苦味を取り除くのがポイントです。
漬け終わったオイルは香りがいいので、炒め物などに利用してください。
きのこ | 正味400g(マッシュルームや生椎茸、しめじなど) |
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水 | 2カップ |
白ワイン | 1/4カップ |
塩 | 小さじ1と1/2 |
ローリエ | 1枚 |
黒粒胡椒 | 小さじ1と1/2 |
レモン | 6枚(半月切り) |
オリーブオイル | 1~1と1/2カップ |
マッシュルームは縦半分に切り、椎茸は石突きを切って縦4等分にする。しめじは根元を切って、食べやすくほぐす。
鍋に水、白ワイン、塩、ローリエを入れて煮立て、きのこを入れて再び煮立ってきたら、蓋をして5~6分ゆでる。
ザルにあげて冷ます。
煮沸した保存瓶にきのこ、黒粒胡椒、レモンを入れ、オリーブオイルを注いで密閉する。半日くらいでおいしく食べられる。常温で3~4日保存可能。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:鈴木泰介