夏の和風スイーツ
ピリッとした刺激がアクセントの"あん入り白玉のしょうがシロップ"

ピリッとした刺激がアクセントの"あん入り白玉のしょうがシロップ"

しょうがの風味が効いた、夏にぴったりの爽やかな味わいです。おうちで手軽につくれる涼しげな和風スイーツを、料理研究家の坂田阿希子さんに教えてもらいました。

“あん入り白玉のしょうがシロップ”をつくる

白玉粉は水でこねるだけで生地ができるので思った以上に扱いやすいのが魅力。
ここでは市販のこしあんを包んでゆで、自家製生姜シロップでいただきます。

材料材料 (4人分)

白玉粉100g
上白糖大さじ2
こしあん120g(市販)
★ 生姜シロップ(つくりやすい分量)
・ 生姜大1片分(皮付きのまま薄切り)
・ 水2カップ
・ きび砂糖100g

1シロップをつくる

鍋に生姜シロップのすべての材料を入れて火にかけ、沸騰したら弱火にして5~6分煮る。火を止め、蓋をして粗熱を取り、冷蔵庫で冷やす。

シロップをつくる

2こしあんを丸める

こしあんと水小さじ2は鍋に入れて火にかけ、混ぜながらぱさっとするくらいまでしっかりと水気をとばす。冷めたら16等分にして丸めておく。

こしあんを丸める

3白玉粉を練る

白玉粉と上白糖をボウルに入れ、水1/2カップを少しずつ加えて耳たぶくらいの硬さに練る。

白玉粉を練る

4切り分ける

ひとまとめにして棒状にのばし、16等分に切り分ける。

切り分ける

5こしあんを包む

④の生地を丸め、親指の付け根で押して薄くのばし、②のこしあんを包む。これを16個つくる。

こしあんを包む

6ゆでる

鍋に湯を沸かし、⑤を入れる。浮いてきてから30秒ほどゆでる。

ゆでる

7仕上げ

氷水にとって冷まし、水気をきる。生姜シロップとともに器に盛る。

仕上げ
完成
あんを入れるから白玉団子はちょっと大きめ。生姜入りのシロップと取り合わせると、味のバランスがとれます。

教える人

坂田阿希子

坂田阿希子 料理研究家、「洋食KUCHIBUE」店主

フランス菓子店やフランス料理店での経験を重ねたのち、料理研究家として独立。2019年に東京・代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープンし、オーナーシェフとして厨房で腕をふるう。同店で開催する料理教室も人気。『温かいからおいしいお菓子』『おやつ教本』などお菓子部門の著書も多数。

この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

四季dancyu2022夏
四季dancyu2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(価格)

文:松原京子 撮影:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。