和風スイーツと言えば抹茶味。なめらかな口当たりのババロアと相性抜群です。おうちで手軽につくれる涼しげな和風スイーツを、料理研究家の坂田阿希子さんに教えてもらいました。
卵と牛乳、生クリームがベースだから、なめらかな口当たり。
そこに抹茶の香りと苦味が加わって、和のテイストに。おいしさの要はなんといっても抹茶。ちょっといいものを買い求め、封を開けたてのものを使います。
卵黄 | 3個分 |
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グラニュー糖 | 90g |
板ゼラチン | 8g |
抹茶 | 大さじ2 |
牛乳 | 2カップ |
生クリーム | 1/2カップ(乳脂肪分40%台) |
ホイップクリーム | 適量 |
ゆであずき | 適量(ドライパック) |
*ホイップクリームは、生クリーム(乳脂肪分40%台)1/2カップに対してグラニュー糖大さじ1を加えて泡立てる。
板ゼラチンはたっぷりの水につけてふやかす。抹茶は茶漉しでふるう。
ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、泡立て器ですり混ぜ、白っぽくもったりとするまで泡立てる。
①の抹茶を加えてムラのないように混ぜる。
鍋に牛乳を入れて沸騰直前まで温め、火を止めて、水気をきった①の板ゼラチンを加えてゴムベラで混ぜて余熱で溶かす。
④を③のボウルに少しずつ加えながら、泡立て器で混ぜる。
万能漉し器で漉す。ここで漉しておくと、なめらかな生地になる。
ボウルの底を氷水に当て、軽くとろみがつくまでゴムベラで混ぜて冷やす。
生クリームを加えながら、ムラのないように混ぜ合わせる。
器の内側を水で濡らし、⑧を流し入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。ホイップクリームとあずきを添えて食べる。
フランス菓子店やフランス料理店での経験を重ねたのち、料理研究家として独立。2019年に東京・代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープンし、オーナーシェフとして厨房で腕をふるう。同店で開催する料理教室も人気。『温かいからおいしいお菓子』『おやつ教本』などお菓子部門の著書も多数。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓