夏の和風スイーツ
なめらかな口当たりがたまらない"抹茶のババロア"

なめらかな口当たりがたまらない"抹茶のババロア"

和風スイーツと言えば抹茶味。なめらかな口当たりのババロアと相性抜群です。おうちで手軽につくれる涼しげな和風スイーツを、料理研究家の坂田阿希子さんに教えてもらいました。

“抹茶のババロア”をつくる

卵と牛乳、生クリームがベースだから、なめらかな口当たり。
そこに抹茶の香りと苦味が加わって、和のテイストに。おいしさの要はなんといっても抹茶。ちょっといいものを買い求め、封を開けたてのものを使います。

材料材料 (160ml容量の器6個分)

卵黄3個分
グラニュー糖90g
板ゼラチン8g
抹茶大さじ2
牛乳2カップ
生クリーム1/2カップ(乳脂肪分40%台)
ホイップクリーム適量
ゆであずき適量(ドライパック)

*ホイップクリームは、生クリーム(乳脂肪分40%台)1/2カップに対してグラニュー糖大さじ1を加えて泡立てる。

1下準備

板ゼラチンはたっぷりの水につけてふやかす。抹茶は茶漉しでふるう。

下準備

2卵黄を泡立てる

ボウルに卵黄とグラニュー糖を入れ、泡立て器ですり混ぜ、白っぽくもったりとするまで泡立てる。

卵黄を泡立てる

3抹茶を加える

①の抹茶を加えてムラのないように混ぜる。

抹茶を加える

4ゼラチンを牛乳に溶かす

鍋に牛乳を入れて沸騰直前まで温め、火を止めて、水気をきった①の板ゼラチンを加えてゴムベラで混ぜて余熱で溶かす。

ゼラチンを牛乳に溶かす

5混ぜ合わせる

④を③のボウルに少しずつ加えながら、泡立て器で混ぜる。

混ぜ合わせる

6漉す

万能漉し器で漉す。ここで漉しておくと、なめらかな生地になる。

漉す

7冷やす

ボウルの底を氷水に当て、軽くとろみがつくまでゴムベラで混ぜて冷やす。

冷やす

8生クリームを加える

生クリームを加えながら、ムラのないように混ぜ合わせる。

生クリームを加える

9仕上げ

器の内側を水で濡らし、⑧を流し入れ、冷蔵庫で1時間以上冷やし固める。ホイップクリームとあずきを添えて食べる。

仕上げ
完成
ガラスの器に入れて固めると涼やか。バットやボウルでつくって取り分けスタイルにしても。

教える人

坂田阿希子

坂田阿希子 料理研究家、「洋食KUCHIBUE」店主

フランス菓子店やフランス料理店での経験を重ねたのち、料理研究家として独立。2019年に東京・代官山に「洋食KUCHIBUE」をオープンし、オーナーシェフとして厨房で腕をふるう。同店で開催する料理教室も人気。『温かいからおいしいお菓子』『おやつ教本』などお菓子部門の著書も多数。

この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

四季dancyu2022夏
四季dancyu2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(価格)

文:松原京子 撮影:木村拓

松原 京子

松原 京子 (フードエディター&ライター)

食をメインとした雑誌や料理の書籍などで企画・編集・執筆を手がける。この業界に入って早うん十年、やれ試食だ試作だ、新しい店ができたんだって、この店の味は残さなきゃ、と外食を続けているうちに体重が増え続け、20代の頃の倍の重さに!(本当に倍の数字です)。一口じゃおいしさなんてわからない、全部食べてこそ真意がわかると思っている。家では真っ当な調味料と安全な食材でつくるシンプルな料理を心がける。