素材の風味を生かす塩使いの基本レシピ
胡麻油香るねぎが食欲をかきたてる"塩ねぎ焼き肉"

胡麻油香るねぎが食欲をかきたてる"塩ねぎ焼き肉"

牛肉も豚肉も塩ねぎを乗せて食べるとさっぱりとした食べ心地になり、もりもりと箸が進む一皿になります。塩を使いこなす基本レシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“塩ねぎ焼き肉”のつくり方

肉の下味は甘味を入れずに控えめに。胡麻油で和えた塩ねぎたっぷりでヘルシーにいただきます。
焼いている途中の肉に塩ねぎをのせ、少し蒸らしてから食べるのもお薦め。

材料材料 (2~3人分)

★ 牛焼き肉
・ 牛肉300g(焼き肉用)
・ 胡麻油大さじ1/2
・ 酒大さじ1
・ 塩小さじ1/2
・ にんにく小さじ1/2(みじん切り)
・ 一味唐辛子少々
・ 白煎り胡麻小さじ1
★ 豚焼き肉
・ 豚バラ肉300g(焼き肉用)
・ 胡麻油大さじ1/2
・ 酒大さじ1
・ 塩小さじ1/2
・ にんにく小さじ1/2(みじん切り)
・ 胡椒少々
・ 白煎り胡麻小さじ1
ししとう8本
★ 塩ねぎ
・ わけぎ200g
・ 胡麻油大さじ2
・ 塩小さじ1/3
・ 胡椒少々

1牛焼き肉の準備をする

ボウルに牛焼き肉の材料を入れ、手でもんで味をなじませ、10分ほどおく。

2豚焼き肉の準備をする

ボウルに豚焼き肉の材料を入れ、手でもんで味をなじませ、10分ほどおく。

3塩ねぎをつくる

わけぎは小口切りにしてボウルに入れ、胡麻油を加えて全体を混ぜ、塩、胡椒を入れてさらに混ぜる。

塩ねぎをつくる
わけぎは胡麻油を加え混ぜ、全体に油を行き渡らせてから塩、胡椒を加えてよく混ぜます。塩ねぎは肉をさっぱり食べられるので、たっぷりつくっておくことをおすすめします。

4焼く

牛肉、豚肉、ししとうは焼き、器に盛り、塩ねぎを添える。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ しお』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ しお
料理のてほどき さしすせそ しお
塩がなければ始まらない
料理の手ほどき さしすせそ しお
A4変型判(80頁)
ISBN:9784833478212
2019年12月17日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。