玉ねぎ糀でマリネすることによって、やわらかく蒸しあがった蒸し豚は、とってもしっとりシルキーな食べごこちです!季節ごとの素材をシンプルに調理するのが得意で、料理をすることが大好きな料理研究家の遠藤千恵さんに、気負わずできるレシピを教えてもらいました。
豚肉がしっとりと仕上がるのも、塩気はおだやかなのに、中までしっかり味がしみ込んでいるのも、糀のなせる業。白髪ねぎもよく合います。
豚バラ肉 | 500g(塊) |
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玉ねぎ糀 | 大さじ3と2/3(ペースト) |
みょうが | 2個分(薄切り) |
豚肉は水気を拭き取り、竹串やフォークで両面に20ヶ所ほど穴をあける。
ポリ袋などに1と糀大さじ3を入れてよくもみ、空気を抜いて袋を閉じる。冷蔵庫で1日置く。
②を常温に戻して袋から出し、蒸気の上がった蒸し器に入れ、中火で30分蒸す。火を止め、さらに10分余熱を加える。
食べやすく切って器に盛り、糀小さじ2をかけ、みょうがをのせる。
「ties」主宰。マクロビオティックを学んだ後に、フレンチシェフのもとで基礎となる技法を学ぶ。各国を旅して多様な食文化に触れながら、現在は神奈川県の自然豊かな土地で親交の深い生産者と近隣の付き合いから手に入る野菜を中心に、昔ながらの手仕事を取り入れた料理をつくっている。情報はインスタグラム(@ties.chie)で発信。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
構成・文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子