料理を楽しむ人の日常ごはん~料理研究家の遠藤千恵さん編~
しっとりシルキーな"蒸し豚の玉ねぎ糀"

しっとりシルキーな"蒸し豚の玉ねぎ糀"

玉ねぎ糀でマリネすることによって、やわらかく蒸しあがった蒸し豚は、とってもしっとりシルキーな食べごこちです!季節ごとの素材をシンプルに調理するのが得意で、料理をすることが大好きな料理研究家の遠藤千恵さんに、気負わずできるレシピを教えてもらいました。

蒸し豚の玉ねぎ糀のつくり方

豚肉がしっとりと仕上がるのも、塩気はおだやかなのに、中までしっかり味がしみ込んでいるのも、糀のなせる業。白髪ねぎもよく合います。

材料材料 (4人分)

豚バラ肉500g(塊)
玉ねぎ糀大さじ3と2/3(ペースト)
みょうが2個分(薄切り)

1豚肉の下準備

豚肉は水気を拭き取り、竹串やフォークで両面に20ヶ所ほど穴をあける。

2寝かせる

ポリ袋などに1と糀大さじ3を入れてよくもみ、空気を抜いて袋を閉じる。冷蔵庫で1日置く。

3蒸す

②を常温に戻して袋から出し、蒸気の上がった蒸し器に入れ、中火で30分蒸す。火を止め、さらに10分余熱を加える。

4仕上げる

食べやすく切って器に盛り、糀小さじ2をかけ、みょうがをのせる。

完成

教える人

料理研究家 遠藤千恵

料理研究家 遠藤千恵

「ties」主宰。マクロビオティックを学んだ後に、フレンチシェフのもとで基礎となる技法を学ぶ。各国を旅して多様な食文化に触れながら、現在は神奈川県の自然豊かな土地で親交の深い生産者と近隣の付き合いから手に入る野菜を中心に、昔ながらの手仕事を取り入れた料理をつくっている。情報はインスタグラム(@ties.chie)で発信。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

構成・文:藤井志織 撮影:宮濱祐美子

藤井 志織

藤井 志織 (編集・ライター)

フリーランスで、主に雑誌や書籍、WEB、企業の販促物などで編集や取材、執筆を行うほか、イベントの企画やディレクションを行うことも。担当した書籍に、草場妙子著『TODAY’S MAKE BOOK 今日のメイクは?』、石井佳苗著『DAILY LIFE』、重信初江著『昔ながらのおかず』、オカズデザイン著『マリネ』、nestRobe著『SLOW MADEな服づくり』、小堀紀代美著『LIKE LIKE KITCHENの旅する味』、ウー・ウェン著『100gで作る北京小麦粉料理』などがある。