酸味と塩味のあるディジョンマスタードが、全体をミルキーにまとめ上げます。キリッと冷えた白ワインとよく合います!いつもの夏の食材を、素材や調味料の組み合わせで、ワインに合うおつまみに仕上げました。ハーブを効かせる、おいしい塩で味をきちんと決める、レモンをキュッと搾る、塩昆布の旨味とミネラルでワインに引き寄せる、などなど、バラエティに富んだアイデアが満載。飲みながらでもつくれそうな、手軽なレシピを料理研究家の平野由希子さんに習いました。
焼いたり揚げたりすることが多い鶏軟骨を「煮る」というアイデア料理。オリーブの実を加えると味わいも彩りも増し、一皿の中で味の変化が楽しめます。
鶏軟骨 | 400g(肉付き) |
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玉ねぎ | 1個 |
水 | 1カップ |
ローリエ | 1枚 |
オリーブオイル | 大さじ1 |
ディジョンマスタード | 大さじ2~3 |
塩 | 適量 |
胡椒 | 少々 |
オリーブ | 80g(グリーン) |
玉ねぎは幅1cmのくし形に切る。
鍋にオリーブオイルを熱し、鶏軟骨を入れて炒め、色が変わったら玉ねぎを加えて炒め合わせる。
水、ローリエ、塩少々を加え、蓋をして弱火で15~20分煮る。
マスタードを加えてひと煮し、オリーブを加え、塩、胡椒で味を調える。
料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。フレンチをベースに幅広いジャンルの料理を手がける。自称「レモンサワーラバー」で、ワインだけにとどまらずお酒をこよなく愛す。おいしく飲むためにおつまみは必須で、メニューを考えているだけで楽しくて時間も忘れてしまうとか。そのシンプルかつキレのよい味わいは多くの酒飲みをうならせる。書籍、雑誌、広告のレシピ制作や飲食店のプロデュースなどで活躍中。著書も多数。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
構成・文:中村裕子 撮影:キッチンミノル