スパイスの効いたパイナップルは、白ワインによく合い、特にライチのような香りが特徴の「ゲヴュルツトラミネール」というぶどうでつくられる白ワインとの相性は抜群です。いつもの夏の食材を、素材や調味料の組み合わせで、ワインに合うおつまみに仕上げました。ハーブを効かせる、おいしい塩で味をきちんと決める、レモンをキュッと搾る、塩昆布の旨味とミネラルでワインに引き寄せる、などなど、バラエティに富んだアイデアが満載。飲みながらでもつくれそうな、手軽なレシピを料理研究家の平野由希子さんに習いました。
ガラムマサラはカルダモン、クローブ、シナモンなどを合わせた香りのよいミックススパイス。パイナップルに合わせると途端にエキゾチックな味わいに。
パイナップル | 1/4個 |
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ガラムマサラ | 小さじ1/2 |
パイナップルの皮をむいて食べやすい大きさに切り、ガラムマサラをまぶす。
料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。フレンチをベースに幅広いジャンルの料理を手がける。自称「レモンサワーラバー」で、ワインだけにとどまらずお酒をこよなく愛す。おいしく飲むためにおつまみは必須で、メニューを考えているだけで楽しくて時間も忘れてしまうとか。そのシンプルかつキレのよい味わいは多くの酒飲みをうならせる。書籍、雑誌、広告のレシピ制作や飲食店のプロデュースなどで活躍中。著書も多数。
この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。
構成・文:中村裕子 撮影:キッチンミノル