平野由希子さんの酒を美味しくする季節のおつまみ
赤ワインとぴったりの"焼きしゃぶのカルパッチョ仕立て"

赤ワインとぴったりの"焼きしゃぶのカルパッチョ仕立て"

赤ワインと合わせても、ご飯にのせて締めにしても美味!いつもの夏の食材を、素材や調味料の組み合わせで、ワインに合うおつまみに仕上げました。ハーブを効かせる、おいしい塩で味をきちんと決める、レモンをキュッと搾る、塩昆布の旨味とミネラルでワインに引き寄せる、などなど、バラエティに富んだアイデアが満載。飲みながらでもつくれそうな、手軽なレシピを料理研究家の平野由希子さんに習いました。

焼きしゃぶのカルパッチョ仕立てのつくり方

山わさびはパルミジャーノとの相性が抜群。ローストビーフや生ハムなどの肉だけでなく、いかや青魚にもよく合います。

材料材料 (2人分)

牛肉150g(薄切り/すき焼き用、またはしゃぶしゃぶ用)
オリーブオイル 大さじ2
ルッコラ適量
バルサミコ酢大さじ1
適量(フルール・ド・セルなど)
黒胡椒適量
パルミジャーノ・レッジャーノ適量(すりおろす)
山わさび適量(すりおろす)

1牛肉を焼く

フライパンにオリーブオイル大さじ1を熱し、牛肉を強火で焼く。色が変わったら返してさっと焼く。

牛肉を焼く
肉は広げてフライパンに入れて色が変わったら返します。裏はほんの1~2秒、赤みが残るように焼くのがポイント。

2盛りつける

皿にオリーブオイル大さじ1とバルサミコ酢を混ぜ合わせたものを全体に敷き、その上に1を盛る。

3仕上げる

全体に塩をふり、胡椒を挽き、パルミジャーノ、山わさびをほぼ同量、たっぷりとふってルッコラを散らす。

完成

教える人

平野由希子さん

平野由希子さん

料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。フレンチをベースに幅広いジャンルの料理を手がける。自称「レモンサワーラバー」で、ワインだけにとどまらずお酒をこよなく愛す。おいしく飲むためにおつまみは必須で、メニューを考えているだけで楽しくて時間も忘れてしまうとか。そのシンプルかつキレのよい味わいは多くの酒飲みをうならせる。書籍、雑誌、広告のレシピ制作や飲食店のプロデュースなどで活躍中。著書も多数。

この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

四季dancyu2022夏
四季dancyu2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(価格)

構成・文:中村裕子 撮影:キッチンミノル

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。