平野由希子さんの酒を美味しくする季節のおつまみ
カリカリのチーズが旨い"ズッキーニのパン粉焼き"

カリカリのチーズが旨い"ズッキーニのパン粉焼き"

材料さえあれば、パパっとつくれる絶品のワインつまみです。ジューシーなズッキーニと、パン粉の食感が美味!いつもの夏の食材を、素材や調味料の組み合わせで、ワインに合うおつまみに仕上げました。ハーブを効かせる、おいしい塩で味をきちんと決める、レモンをキュッと搾る、塩昆布の旨味とミネラルでワインに引き寄せる、などなど、バラエティに富んだアイデアが満載。飲みながらでもつくれそうな、手軽なレシピを料理研究家の平野由希子さんに習いました。

ズッキーニのパン粉焼きのつくり方

材料を全部合わせて焼くだけの手軽さなのに堂々のワインつまみに仕上がります。パン粉は乾燥のものを使うのがポイント。カリカリと軽やかな歯ざわりに。

材料材料 (2人分)

ズッキーニ1本
にんにく1片分(みじん切り)
オリーブオイル大さじ2
少々
胡椒少々
タイム3〜4本
パルミジャーノ・レッジャーノ大さじ2(すりおろす)
パン粉大さじ2(乾燥)

1ズッキーニの下ごしらえ

ズッキーニを幅7~8mmの輪切りにする。

2和える

ボウルに①、オリーブオイル、にんにく、塩、胡椒を加える。タイムは1本を残して葉をこそげながら加え、パルミジャーノ、パン粉も加えて全体を混ぜる。

3焼く

耐熱皿に②を入れてタイム1本をのせ、予熱した180℃のオーブンで30分焼く。

焼く
完成

教える人

平野由希子さん

平野由希子さん

料理家。日本ソムリエ協会認定ソムリエ。フレンチをベースに幅広いジャンルの料理を手がける。自称「レモンサワーラバー」で、ワインだけにとどまらずお酒をこよなく愛す。おいしく飲むためにおつまみは必須で、メニューを考えているだけで楽しくて時間も忘れてしまうとか。そのシンプルかつキレのよい味わいは多くの酒飲みをうならせる。書籍、雑誌、広告のレシピ制作や飲食店のプロデュースなどで活躍中。著書も多数。

この記事は『四季dancyu 2022 夏』に掲載したものです。

四季dancyu2022夏
四季dancyu2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(価格)

構成・文:中村裕子 撮影:キッチンミノル

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。