「甘味」を使いこなす基本レシピ
コク深い甘さの箸休めおかず"大豆の黒糖煮"

コク深い甘さの箸休めおかず"大豆の黒糖煮"

ミネラルたっぷりの黒糖をつかった、甘すぎずコク深い煮ものです。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“大豆の黒糖煮”のつくり方

ほんのり甘く、黒糖を使った大豆の煮豆は風味が生き生き、食感はもっちり。
一粒、また一粒と、箸が止まらないおいしさ。箸休め的な副菜がいつのまにか主役にとって代わりそう。

材料材料 (4~6人分)

大豆200g
5~6カップ
黒糖80~100g
醤油大さじ1

1下ごしらえ

大豆は洗い、大きめの鍋に入れて分量の水に一晩(8時間程度)浸してもどす。

2ゆでる

大豆を強めの中火にかけて煮立ってきたら、弱火にしてアクを取り、蓋をして弱火で40分ほどやわらかくなるまでゆでる。

3黒糖を加える

黒糖の1/2量を入れて蓋をして20分ほど煮る。

4仕上げ

残りの黒糖、醤油を加え、さらに15~20分煮て火を止め、そのまま冷ます。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。