甘酢漬けにした紫玉ねぎを、揚げたてのあじに添えました。玉ねぎの辛みと酢の酸味があじの脂を軽やかに仕上げます。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。
あじは下処理されたもので。身の中央にある小骨は、食べたときに口に刺さらないよう、丁寧に取り除くのがポイント。指で触って骨を確認しながら骨抜きで抜いていきます。
あじ | 3尾分(3枚おろしされたもの) |
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★ あじの下味用 | |
・ 塩 | 小さじ1/3 |
・ 胡椒 | 少々 |
紫玉ねぎ | 1個(150g) |
片栗粉 | 適量 |
揚げ油 | 適量 |
★ 甘酢 | |
・ 赤ワインビネガー | 60ml |
・ 水 | 100ml |
・ 砂糖 | 大さじ1 |
・ 塩 | 小さじ1/2 |
紫玉ねぎは薄切りにする。ボウルに甘酢の材料を入れて混ぜ、紫玉ねぎを加えて20分漬ける。
3枚おろしのあじの小骨を抜いて長さを2等分に切り、塩、胡椒をふる。
片栗粉を両面につけて余分な粉をはたき、中温(170℃)の油で2~3分、香ばしく揚げる。1とともに器に盛り合わせる。
食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄