旬の食材を使った3ステップレシピ
酸味と辛味で軽やかな"あじと紫玉ねぎのエスカベッシュ風"

酸味と辛味で軽やかな"あじと紫玉ねぎのエスカベッシュ風"

甘酢漬けにした紫玉ねぎを、揚げたてのあじに添えました。玉ねぎの辛みと酢の酸味があじの脂を軽やかに仕上げます。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。

“あじと紫玉ねぎのエスカベッシュ風”のつくり方

あじは下処理されたもので。身の中央にある小骨は、食べたときに口に刺さらないよう、丁寧に取り除くのがポイント。指で触って骨を確認しながら骨抜きで抜いていきます。

材料材料 (2人分)

あじ3尾分(3枚おろしされたもの)
★ あじの下味用
・ 塩小さじ1/3
・ 胡椒少々
紫玉ねぎ1個(150g)
片栗粉適量
揚げ油適量
★ 甘酢
・ 赤ワインビネガー60ml
・ 水100ml
・ 砂糖大さじ1
・ 塩小さじ1/2

1甘酢漬けをつくる

紫玉ねぎは薄切りにする。ボウルに甘酢の材料を入れて混ぜ、紫玉ねぎを加えて20分漬ける。

甘酢漬けをつくる

2あじに下味をつける

3枚おろしのあじの小骨を抜いて長さを2等分に切り、塩、胡椒をふる。

あじに下味をつける

3揚げる

片栗粉を両面につけて余分な粉をはたき、中温(170℃)の油で2~3分、香ばしく揚げる。1とともに器に盛り合わせる。

揚げる
完成

教える人

井原裕子 料理研究家

井原裕子 料理研究家

食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。