6月26日より2週間限定で提供する“アラスカ産銀だらの竜田揚げ定食”は、アラスカの雄大な自然で育った、天然で美味しいアラスカ産シーフードをたっぷり盛り込んだ定食です。ぜひ世界に誇るアラスカ産シーフードの美味しさを体験しに、「dancyu食堂」へお越しください!
6月26日~7月9日の期間限定で提供するのは、アラスカ産の天然銀だらを使った“アラスカ産銀だらの竜田揚げ定食”。
銀だらといえば、煮つけや西京漬けなどで食べることが多い魚だが、今回はカラッと揚げて、長ねぎと生姜の香りをきかせた油淋鶏ソースをからませる仕立てに。旨味たっぷりの天然銀だらと、甘酸っぱいソースは相性抜群!天然ならではの身のしまりと、脂のまろやかさが、いっそう食欲をかき立てる。
「dancyu食堂」料理長の松浦寛大さんは、アラスカ産天然銀だらの素材の良さについてこう語る。
「アラスカ産の銀だらは、雑味がなくとてもピュアな味がします。海水温の低い海で獲れるだけあって、脂がしっかりのっているのもいいですね。今回は、蒸し暑い季節の提供になるので、酸味と辛味をきかせてさっぱりと味わっていただきたいと思い、油淋鶏味の仕立てにしました。揚げた銀だらの美味しさを楽しんでください!」
定食に付く小鉢の“新れんこんのたらこ和え”のたらこにも、アラスカ産スケソウダラの卵が使われている。6~9月が旬の新れんこんのシャキシャキの歯ざわりに、粒立ちのいいたらこの取り合わせは、味も食感も絶妙なハーモニー。さらに小皿の“蒲鉾”にも、入手困難とさえいわれるプレミアムグレードのアラスカ産スケソウダラのすり身が使われ、プリッとした弾力と、すり身の深い味わいが広がる。
定食に使う天然銀だらが漁獲されるのは、アメリカのアラスカ州。雄大な山々と森林、そこから湧き出る無数の河川。その栄養豊富な水が注ぎ込む広大な海を抱え、実に豊かな生態系が育まれている。銀だらのほかにも、鮭やスケソウダラから、いくらやたらこといった魚卵まで、日本に入ってくる海産物はとても多彩。実に、アメリカから輸入している海産物の65%はアラスカ産だという。
さらに、アラスカで漁獲される魚はすべてが天然もの。現地のさまざまな取り組みを世界各国に伝える活動をしている「アラスカシーフードマーケティング協会」の家形晶子さんは、こう話す。
こうしたアラスカのサステイナブルな漁業は、SDGs(持続可能な開発目標)が策定される半世紀以上も前から実施されていたというから驚く。1959年に編まれたアラスカ州憲法にはすでに「(水産資源を含む)天然資源は持続可能な範囲でのみ、開発・活用をすること」と明記されていた。「魚を獲り尽くして、資源を枯渇させてはならない」という考え方はこのころにすでに生まれていたのだ。
現在も、ヒレのついた魚の養殖を禁止し、生態系に悪影響(ダメージ)を与えないよう環境に配慮した漁業を行っている。そして重工業などによる汚染からもアラスカの海洋環境はしっかりと守られている。その結果、「サステイナブルな漁業実現の成功例」と評価され、世界的に理想とされる漁業モデルとなっているのだ。まさに「サステイナブル・シーフードのパイオニア」といえよう。
蒲鉾やちくわといった日本の伝統的なねり物製品に欠かせない魚が、スケソウダラだ。定食に付く“蒲鉾”に使われているすり身も、上質なアラスカ産の天然スケソウダラ。
この蒲鉾をつくっているのが、昭和22年から富山で暖簾を掲げる蒲鉾店「河内屋」。今回の蒲鉾は、「日本かまぼこ協会」が主催する「第74回全国蒲鉾品評会」で高評価を得て、「アメリカ大使館アラスカシーフード賞」を受賞した逸品だ。
「河内屋」社長の河内肇さんは、アラスカ産のすり身の質の高さについてこう話す。
「河内屋がめざす仕上がりのなめらかさ、弾力を実現できるのは、やはりアラスカ産だからこそ。そして、持続可能な資源管理がしっかりされていることも素晴らしいと思っています。富山は人生の節目の行事には必ず蒲鉾が食べられるという土地柄なので、お客様からの『美味しい!』という声が何よりもうれしいですね」
すり身にしたときの白さや弾力、口当たりといった、蒲鉾に欠かせない数々の条件が揃うアラスカ産天然スケソウダラ。「河内屋」をはじめとして、ねり物製品を扱う多くの企業が厚い信頼を寄せている。
今回は、「dancyu食堂」で提供する“アラスカ産銀だらの竜田揚げ”のレシピを大公開!「米粉と片栗粉を同量で混ぜた衣はサクッと歯切れがよく、銀だらの美味しさが引き立ちます。ぜひ、アラスカ産の天然銀だらでつくってみてください」と料理長の松浦さん。
アラスカ産銀だら | 4切れ(360g)(切り身) |
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揚げ油 | 適量 |
A | |
・ 薄口醤油 | 大さじ1 |
・ 酒 | 小さじ1 |
・ 生姜搾り汁 | 小さじ2 |
B | |
・ 片栗粉 | 適量 |
・ 米粉 | 適量 |
★ 油淋鶏ソース | |
・ 紹興酒 | 大さじ2 |
・ 濃口醤油 | 大さじ2 |
・ きび砂糖 | 大さじ1 |
・ レモン果汁 | 小さじ2 |
・ はちみつ | 小さじ1 |
・ 長ねぎ | 1/3本分(みじん切り) |
・ 生姜 | 5g(みじん切り) |
・ 炒り胡麻 | 小さじ1(白) |
・ 赤唐辛子 | 2本分(小口切り) |
アラスカ産銀だらは2.5cm幅に切る。ボウルにAを合わせ、アラスカ産銀だらを入れて優しく混ぜ合わせる。落としラップをして、冷蔵庫で30分以上おく。
小鍋に★の紹興酒を入れて強火にかけ、煮立ったら弱火にして1分ほど煮切る。そこにきび砂糖を入れ、木べらなどでかき混ぜて溶かす。残りの材料をすべて加えて混ぜ合わせ、冷蔵庫で冷やす。
Bの片栗粉と米粉を1対1で混ぜてバットにひろげて、①のアラスカ産銀だらにまぶす。180℃に熱した揚げ油で、2分30秒ほど揚げる。
皿に揚げたアラスカ産銀だらをのせ、上から油淋鶏ソースをたっぷりかける。好みで白髪ねぎ(分量外)を飾る。
アラスカシーフードマーケティング協会(ASMI)は、「サステイナブル(持続可能)」な水産資源を活用した経済発展を促進するためにアラスカ州とアラスカの水産業界の官民共同で運営されている非営利団体です。アラスカ産水産商品の価値向上と認知拡大を目的に、北米および世界41か国で、一般消費者や業界関係者を対象にさまざまなマーケティング活動を展開しています。
Mail:ASMIJapan@klt.co.jp
WEB:https://japanese.wildalaskaseafood.com/
Instagram:https://www.instagram.com/alaskaseafoodjapan/
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文:大沼聡子 撮影:海老原俊之