旬の食材を使った3ステップレシピ
厚切り肉の食べごたえが魅力の"豚肉といんげんのバルサミコ酢煮"

厚切り肉の食べごたえが魅力の"豚肉といんげんのバルサミコ酢煮"

隠し味の醤油でご飯にも合う味に。バルサミコ酢の酸味で、さっぱりとした味わいに仕上がります。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。

“豚肉といんげんのバルサミコ酢煮”のつくり方

旨味がしっかりした肩ロース肉は、短い煮込み時間でも柔らかくなるというありがたい部位。厚めの肉でつくればボリューム感もたっぷり。さやいんげんは下ゆでなしで煮込んでひと手間カット。

材料材料 (2人分)

豚肉2枚(240g)(肩ロースとんかつ用)
少々
胡椒少々
さやいんげん100g
玉ねぎ1/2個
にんにく1片分(縦半分に切る)
オリーブオイル大さじ1
★ 煮汁
・ 赤ワイン80ml
・ 水80ml
・ 醤油大さじ1と1/2
・ 砂糖小さじ1
・ バルサミコ酢大さじ1
タイム4〜5枝

1下ごしらえ

さやいんげんはヘタと筋を取る。玉ねぎは幅1cmに切る。豚肉は幅を半分に切り、数ヶ所包丁の先を入れてスジを切り、塩、胡椒をふる。

下ごしらえ

2焼く

フライパンにオリーブオイルを熱して豚肉、にんにくを中火で焼き、豚肉に焼き色がついたら裏に返し、玉ねぎ、さやいんげんを加える。

焼く

3煮る

煮汁の材料、タイムを加え、煮立ったら蓋をして弱火で10分煮る。

煮る
完成

教える人

井原裕子 料理研究家

井原裕子 料理研究家

食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。

※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。

四季dancyu 2022夏
四季dancyu 2022夏
A4変型判(120頁)
2022年6月8日発売/1,100円(税込み)

文:中村裕子 写真:竹内章雄

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。