隠し味の醤油でご飯にも合う味に。バルサミコ酢の酸味で、さっぱりとした味わいに仕上がります。手間を省くための知恵を駆使した納得のおかずを、料理研究家の井原裕子さんに教わりました。
旨味がしっかりした肩ロース肉は、短い煮込み時間でも柔らかくなるというありがたい部位。厚めの肉でつくればボリューム感もたっぷり。さやいんげんは下ゆでなしで煮込んでひと手間カット。
豚肉 | 2枚(240g)(肩ロースとんかつ用) |
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塩 | 少々 |
胡椒 | 少々 |
さやいんげん | 100g |
玉ねぎ | 1/2個 |
にんにく | 1片分(縦半分に切る) |
オリーブオイル | 大さじ1 |
★ 煮汁 | |
・ 赤ワイン | 80ml |
・ 水 | 80ml |
・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
・ 砂糖 | 小さじ1 |
・ バルサミコ酢 | 大さじ1 |
タイム | 4〜5枝 |
さやいんげんはヘタと筋を取る。玉ねぎは幅1cmに切る。豚肉は幅を半分に切り、数ヶ所包丁の先を入れてスジを切り、塩、胡椒をふる。
フライパンにオリーブオイルを熱して豚肉、にんにくを中火で焼き、豚肉に焼き色がついたら裏に返し、玉ねぎ、さやいんげんを加える。
煮汁の材料、タイムを加え、煮立ったら蓋をして弱火で10分煮る。
食べるのが大好き、飲むのはもっと好きな料理研究家。季節の素材を巧みに使った、食べごたえも十分な料理を日々考案中。モットーは「誰にでもおいしくつくれる」こと。アレンジしたレシピに技が光る。雑誌、テレビなどでの活動に加え、DELISH KITCHENのレシピプロデュースを手がける。著書も多数。
※この記事の内容は、『四季dancyu 2022夏』に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄