「甘味」を使いこなす基本レシピ
定番のご飯のお供!"牛肉のしぐれ煮"

定番のご飯のお供!"牛肉のしぐれ煮"

佃煮風にしっかりと甘辛い味をつけたおかずは、ご飯のお供に最高です!お弁当に入れても美味しいですよ。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“牛肉のしぐれ煮”のつくり方

生姜を加えてつくる佃煮を「しぐれ煮」といい、「時雨煮」とも書きます。牛肉とごぼうで佃煮よりもやや控えめな味に仕上げました。

材料材料 (4~6人分)

牛肉400g(切り落とし)
ごぼう200g
生姜1片分(せん切り)
サラダ油大さじ1
大さじ4
1/3カップ
みりん大さじ2
砂糖大さじ3
醤油大さじ4

1ごぼうをカットする

ごぼうは皮をこそげ、薄くて長めのささがきにして水でさっと洗い、水気をきる。

2肉を炒める

フライパンにサラダ油を熱して牛肉を入れて中火で炒め、肉の色が変わったら、生姜を加えてさっと炒める。

3ごぼうを加え、煮る

ごぼうを加えてさらに炒め、酒をふり、水を加えて煮立ってきたら、みりん、砂糖を加えて蓋をして5~6分煮る。

4仕上げ

醤油を加えて混ぜ、蓋をして弱火で5~6分煮て器に盛る。

完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。