「甘味」を使いこなす基本レシピ
ご飯がワシワシ進む常備菜"肉味噌"

ご飯がワシワシ進む常備菜"肉味噌"

肉味噌はご飯のお供としてはもちろん、あらゆる料理のアクセントになってくれる頼もしい常備菜です。甘味を上手に生かしたレシピを、料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。

“肉味噌”のつくり方

味噌がメインの調味料ではありますが、砂糖の甘味がなければ、おいしい肉味噌はできません。
調味料の合わせ技で、甘辛味の濃厚な味わいに。まずはシンプルに炊きたてのご飯にのせて召し上がれ。保存容器に入れて冷蔵庫で4~5日間保存が可能です。

材料材料 (つくりやすい分量)

豚挽き肉500g
サラダ油大さじ1/2
長ねぎ1/2本
生姜大さじ1(すりおろし)
赤だし味噌120g
1/3カップ
砂糖大さじ3
1/2カップ

1挽き肉を炒める

長ねぎはみじん切りにする。中華鍋にサラダ油を熱して挽き肉を入れ、色が変わって肉がポロポロになるまで炒める。レードルの底で中華鍋に押しつけては全体を返し、を繰り返しながら炒めると、挽き肉全体にムラなく火が通るから、驚くほどポロポロの仕上がりに。

挽き肉を炒める

2ねぎと生姜を加える

ねぎ、生姜を加えて全体を混ぜながら炒める。

ねぎと生姜を加える

3味噌を加える

全体になじんだら、味噌を加えてよく炒め合わせる。

味噌を加える

4砂糖を加える

酒をふり、砂糖を加えて炒める。

砂糖を加える

5仕上げ

水を加えて混ぜ、煮立ってきたら火を弱めて蓋をして10分ほど、汁気がなくなるまで煮る。

仕上げ
完成

教える人

大庭英子 料理研究家

大庭英子 料理研究家

身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。

※この記事の内容は、『料理のてほどき さしすせそ さとう』に掲載したものです。

料理のてほどき さしすせそ さとう
料理のてほどき さしすせそ さとう
A4変型判(88頁)
ISBN:9784833478205
2019年11月28日発売/770円(税込)

文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ

中村 裕子

中村 裕子 (編集者)

沖縄県・石垣島在住。島ではカレー屋のおばちゃん(石垣島「中村屋」オーナー)、東京では料理本の編集者。二足の草鞋を履くこと、早8年。料理名を聞いたら誰もが味を思い浮かべられるような、定番の料理に魅力を感じ、「基本の料理」のページをつくり続けている。手がけた本やページのヘビーユーザーでもあり、友人とのホームパーティメニューには事欠かない。美味しくビールを飲むために、朝夕のウオーキング(犬の散歩)に力を入れている。