本格麦焼酎「隠し蔵」を野外で愉しむことをテーマに、小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」とプレジデント社の食の雑誌「dancyu」がコラボ企画を実施!アウトドアの醍醐味が感じられる“焼酎焚き火バー”を設け、アウトドアキッチンでは、「隠し蔵」のおいしさが増すスパイス料理を「流しのビリヤニ」が手掛ける。樽香が心地よいハイボールと、そこにベストマッチするビリヤニを味わおう!
今日は、小さな野望をかなえる日だ。
つかの間、都心を脱出。広い空、緑豊かな郊外でゆっくり過ごして、心身を癒やそうではないか。
このしばしのデジタルデトックスに携えていくのは、いつものノートパソコンではなく、オーク樽で熟成させた本格麦焼酎「隠し蔵」だ。
鹿児島のシラス台地で天然濾過された清冽な水と、選び抜かれた大麦を使って丹念に醸造蒸留された原酒を、樽で寝かせ、琥珀色に熟成させた本格麦焼酎。バニラのような豊潤な香り、まろやかな口当たり、ゆったりと深い味わいが広がる。
野望をかなえる強い味方が、小学館のアウトドア雑誌「BE-PAL」の面々である。
屋外で「隠し蔵」を味わうのに最適なギアの提案や、気分を最高に盛り上げる“焼酎焚き火バー”の準備はお手のもの。
そこで、「流しのビリヤニ」の屋号で活動するビリヤニ料理人の奈良 岳(ならがく)さんに「流して」もらい、出来たてのスパイスが香る炊き込みご飯のビリヤニと揚げ物のパコラを「隠し蔵」に合わせようというわけである。
屋内外のイベントや都内のバー、最近では海外でもビリヤニの炊き出し活動を主宰している奈良さん。今日は、「隠し蔵」に合うチキンビリヤニのつくり方を教えてもらう。
ビリヤニの魅力と、この料理を選んだ理由を奈良さんはこう語る。
バスマティライス | 400g |
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ホールスパイス | (シナモン、スターアニス、グリーンカルダモンなど) |
A | (※) |
・ 鶏もも肉 | 500g(皮と脂を取り除き、ひと口大にカット) |
・ 塩 | 6g(ひと口大にカット後の鶏もも肉の1.5%の量) |
・ すりおろししょうが | 15g(チューブのものでも可) |
・ すりおろしにんにく | 15g(チューブのものでも可) |
・ ヨーグルト | 200g |
・ グリーンカルダモンパウダー | 5g |
・ ブラウンカルダモンパウダー | 3g |
・ コリアンダーパウダー | 3g |
・ シナモンパウダー | 3g |
・ ターメリックパウダー | 5g |
・ チリパウダー | 3g(好みで) |
玉ねぎ | 1/2個(繊維を断つ方向でスライスしておく) |
米油 | 75g(サラダ油などでも可) |
ヨーグルト | (好みで) |
レモン | (好みで) |
パクチー | (好みで) |
小麦粉 | (適宜) |
※Aは、前日にすべて混ぜ合わせて食品保存用袋などに入れて、冷蔵庫で保存しておく。
そして、もう一品。
ひよこ豆の粉「ベッサン」をまとわせて揚げるパコラもつくっていこう。
揚げ物と聞いて、引くなかれ。「アウトドアなら、むしろ油の飛びはねなどにナーバスになりすぎる必要がなく、家庭とはまた違う愉しさがありますよ」と「BE-PAL」メンバーはどっしりと構える。
奈良さんは言う。
ひよこ豆の粉「ベッサン」 | 150g |
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ガラムマサラ | 小さじ1(スパイスミックス) |
コリアンダーシード | 小さじ2 |
塩 | 小さじ1 |
じゃがいも | 大1個(厚さ5mm、長さ2cmぐらいに切り、水にさらす) |
ほうれん草 | 2~3束(刻んで、じゃがいもと一緒に水にさらす) |
玉ねぎ | 大1個(粗めのみじん切りにする) |
チキンビリヤニを頬張り、「隠し蔵」のハイボールをひと口。奈良さんの言う通り、口中に新たなスパイスを加わえたかのような香り高いフレーバーが広がる。パコラの香ばしさと脂気には、ハイボールの爽快さがしみる。
気が付けば、日が徐々に落ち、空は美しい夕暮れのグラデーション。料理とハイボールのおいしさとともに、都心では味わえない贅沢を噛みしめた。
※飲酒は20歳になってから。妊娠中や授乳期の飲酒は、胎児・乳児
文:沼由美子 写真:オカダタカオ