たらこの旨味と程よく火の通った玉ねぎの甘味が合わさると、ついつい手が伸びるやみつきの味わいになります。手軽でライトなボリュームながら、存在感際立つ副菜のレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
ピンクを帯びた半透明の玉ねぎは見ただけでも食欲をそそります。少量の醤油を仕上げに加えて香りづけ。グッと味が深まります。
新玉ねぎ | 1個(150g) |
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たらこ | 小1/2腹(40g) |
サラダ油 | 大さじ2/3 |
酒 | 大さじ1 |
醤油 | 少々 |
玉ねぎは縦半分に切り、切り口を下にして幅1cmの半月切りにしてバラバラにほぐす。たらこは薄皮に縦に切り込みを入れ、包丁の先で中身をかき出す。
フライパンにサラダ油を熱し、玉ねぎを入れて中火で少ししんなりするまで炒める。
たらこを加え、ほぐしながら炒めて酒をふり、たらこに火が通ったら醤油をふり、全体を混ぜる。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:竹内章雄