春になると食べたくなるのが、葉野菜たっぷりの生春巻き。取り合わせるのは炒めた肉やゆでた海老ではなく、サーモンと白身魚の刺身、そしてアボカド。ソースにはトマトを入れて、軽やかに仕上げます。クルッと巻いて、そのまま手づかみで頬張りたい!春のおかずをおいしくするスパイスとハーブ使いをスパイスの達人・小堀紀代美さんに教えてもらいました。
せりの葉先の部分を包むときは、せりをライスペーパーの奥に置き、最後に巻き込むときれい。手づかみでパクッといける軽やかさ。包丁で切り分けてソースをかけて食べても。
ディルは魚や肉の臭みを抑え、後味をよくする。コリアンダーシードはレモンとセージを合わせたような爽やかな甘い香り。
ライスペーパー | 10枚 |
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鯛の刺身 | 10切れ |
サーモンの刺身 | 5切れ |
せり | 1束 |
クレソン | 1束 |
紫キャベツ | 5枚 |
アボカド | 1個 |
レモン汁 | 小さじ1 |
ディル | 10本 |
コリアンダーシード | 30粒 |
★ トマトナンプラーソース | |
・ トマト | 1個分(皮を湯むきして粗みじん) |
・ ナンプラー | 大さじ1 |
・ 砂糖 | 大さじ1/2 |
・ レモン汁 | 大さじ1/2 |
・ にんにく | 少々(すりおろす) |
・ 赤唐辛子 | 1本分(みじん切り) |
・ パクチー | 1株分(みじん切り) |
せり、クレソンは根元を切り落とし、せりは長さを3等分に切る。紫キャベツはせん切りにする。アボカドは縦にぐるりと切り込みを入れて半分に切り、種と皮を除き、10等分のくし形に切り、レモン汁をかける。
鯛の刺身はまな板の上に並べ、ラップをかけて上から麺棒でのばす。
ライスペーパーをさっと水にくぐらせ、1の葉野菜、鯛2切れまたはサーモン1切れをのせる。ディル、コリアンダーシード、アボカドをのせ、春巻きの要領で包む。
トマトナンプラーソースの材料を混ぜ合わせて添える。
レストランのマダムからカフェ「LIKE LIKE KITCHEN」の料理担当を経て、現在は料理教室「LIKE LIKE KITCHEN」主宰。確実においしくつくれるレシピにファンも多い。おいしいもの好きが高じて世界各国を食べ歩き、そんな経験から、スパイスやハーブ使いの達人となる。
※この記事の内容は、四季dancyu「春のレシピ」に掲載したものです。
文:松原京子 撮影:木村拓