
台湾の屋台料理として人気のご当地から揚げだ。鶏胸肉をたたいてのばしたビッグサイズ。五香粉(ウーシャンフェン)のエスニックな香りに誘われて1枚ペロリ!鶏を味わい尽くすから揚げレシピを料理研究家の今井 亮さんに教えてもらいました。
たたいて柔らかくなった鶏胸肉と、ガリッとした衣のコントラストがなんとも強烈。噛むたびに五香粉の風味がふんわり漂って、異国の町の風景が思い浮かぶよう。大判にかぶりついて食べるもよし、切り分けて食べるもよし。
| 鶏胸肉 | 1枚(250g) |
|---|---|
| 小麦粉 | 適量 |
| 揚げ油 | 適量 |
| A | |
| ・ にんにく | 1片(すりおろす) |
| ・ 生姜 | 1片(すりおろす) |
| ・ 醤油 | 大さじ1と1/2 |
| ・ 酒 | 大さじ1 |
| ・ 砂糖 | 大さじ1/2 |
| ・ 胡麻油 | 小さじ1 |
| ・ 五香粉 | 小さじ1/2 |
| 塩 | 小さじ1/4 |
| B | |
| ・ 卵 | 1個 |
| ・ 小麦粉 | 大さじ4 |
| ・ 水 | 大さじ2 |
| C | |
| ・ 片栗粉 | 40g |
| ・ 白玉粉 | 40g |
鶏肉は皮を取り、包丁を寝かせて真ん中から切り込みを入れて左右に切り開き、厚みを均等にする。

ラップをかぶせて1cmほどの厚さになるまで麺棒でたたく。

混ぜ合わせたAをバットに入れ、鶏肉の両面にたれを手で塗る。鶏肉にラップをぴったり貼りつけて、冷蔵庫で1時間ほど味をなじませる。

ボウルにBを入れて混ぜる。Cの白玉粉は、ある程度粗めの粒が残るよう指ですりつぶしてからバットに入れ、片栗粉と混ぜる。

キッチンペーパーで鶏肉の水気を軽く抑える。小麦粉を薄くまぶし、Bをからめて、Cをしっかりまぶしたら、170℃に熱した揚げ油に投入。

まずは中火で5分ほど揚げる。火を強め、表面がカリッときつね色になるまでさらに3~4分揚げ、取り出して油をきる。


京都府丹後市の日本海に面した海辺の町生まれ。高校を卒業後、京都市内の中華料理店で5年間修業後、東京へ。東京のフードコーディネーター学校を卒業後、料理家などのアシスタントを経て独立。枠を決めることなく、アイデアに満ちあふれるメニューを日々創り出す。テレビ、雑誌など多方面で活躍中。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

文:安井洋子 写真:キッチンミノル