麺つゆに、どぼん!とするだけで味付け完了という、驚きのスペシャルメニューです。テレビに雑誌にと大活躍な料理研究家、枝元なほみさんに飲兵衛歓喜の家宴会料理を教えてもらいました。
肉を焼いて麺つゆに漬けただけという驚きのローストビーフ風。一口食べたら、これからもうこのつくり方でいいかも……と思ってしまう破壊力です。麺つゆに漬けた状態で3~4日おけるので、つくっておくのも便利。正月用などの短期の保存食にもぴったりです。
牛肉 | 2~3枚(厚さ2~2.5cmを計400~500g)(赤身ステーキ用) |
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粗挽き黒胡椒 | 小さじ1/2 |
麺つゆ | 1カップ弱(濃いめのつけ汁程度の濃度) |
柚子の搾り汁 | 大さじ1~2(好みで(*)) |
*柚子の搾り汁の代わりに刻んだゆず皮1/4個分でも。
牛肉は1時間ほど前に冷蔵庫から出して、室温にしておく。キッチンペーパーなどで水気を押さえ、粗挽き黒胡椒をふる。
フライパンに植物油少々(分量外)を入れて中火でよく熱する。牛肉を入れて強めの中火で2分半~3分焼き、裏返して裏面も同様に焼く。火を止めて蓋をして5分おく。蓋を取って、もう一度火にかけ、にじみ出てきた肉汁をとばして、肉にからめる。
肉と麺つゆを保存容器に入れ、好みで柚子の搾り汁を加えて、冷蔵庫で一晩以上おく。食べやすく切って青のりポテトなどと一緒に盛りつける。
劇団の役者兼料理主任から無国籍レストランのシェフとユニークな経歴の持ち主。「エダモン」の愛称で、テレビに雑誌に大活躍。社団法人チームむかごを設立して農業生産者をサポ ートする活動を行ったり、認定NPO法人ビッグイシュー基金の共同代表としてフードロス問題解消につながる「夜のパン屋さん」を企画したり、明るくバイタリティーあふれる活動家です。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:編集部 写真:田村昌裕