吉田愛さんのから揚げ弁当1week
肉の旨味を引き立たせた"塩麹から揚げ"

肉の旨味を引き立たせた"塩麹から揚げ"

塩麴とにんにくの絶妙な駆け引きに脱帽。にんにくが肉の旨味を力強く引き立て、塩麴のほのかな甘味が全体をまろやかにまとめ上げる。冷めても硬くならない仕上がりは、まさに塩麴の力!毎日のランチが待ち遠しくなる、ワクワクのから揚げ弁当を料理研究家の吉田愛さんに教えてもらいました。

“塩麹から揚げ”のつくり方

カリッ、ふんわりの優しい口当たり。しかし、味わえばほのかな甘さの中に、にんにくを効かせた肉の力強さが立ちのぼる。このギャップがたまらない。

おいしさのコツ!
塩麴には肉を柔らかくする効果があるため、混ぜてから30分~一晩ねかせるとベター。塩麴の持つ糖分で焦げ色がつきやすいので、揚げるときの温度は高すぎないように注意しよう。

材料材料 (10個分)

鶏もも肉小1枚(200g)
A
・ 塩麴大さじ1
・ にんにく小さじ1/2(すりおろす)
片栗粉大さじ3
米油適量(サラダ油でも可)

1鶏肉の下ごしらえ

鶏肉は余分な脂やスジを取り除いて厚みを均一にし、10等分に切る。

2下味をつける

ポリ袋に1とAを入れて1分ほどよくもむ。30分から一晩置く。

下味をつける

3片栗粉を加える

片栗粉を加え、袋に空気を入れて振り、全体になじませる。

片栗粉を加える

4揚げる

フライパンに1cmほどの深さに油を入れて中温に熱し、3の形を整えながら入れる。両面を2分ずつ揚げたら火を強め、カリッとさせて油をきる。

揚げる
完成

教えてくれた人

吉田 愛 料理研究家

料理人だった祖父の影響で幼い頃から料理に親しむ。本格的に料理を学ぶため東京、京都の和食店で修業。唎酒師の資格を持つ。近著に『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』(主婦と生活社)。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。

cyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
dancyu定番シリーズ 最強! から揚げレシピ
A4変型判(120頁)
2021年11月29日発売 880円(税込み)

文:鈴木美和 写真:宗田育子

鈴木 美和

鈴木 美和 (ライター)

大学卒業後、出版系の会社に就職したものの、世界中の料理が食べたくなってバックパッカーに転身。約1年間、アジアとヨーロッパ各地を放浪する。帰国後にフードライターとして独立。中華、フレンチ、イタリアンを中心に、寿司やスイーツも好きという雑食系です。現在は子育てのために千葉県・房総に移住。地元の新鮮な旬の食材を使って料理をするのが日々の楽しみ。