塩麴とにんにくの絶妙な駆け引きに脱帽。にんにくが肉の旨味を力強く引き立て、塩麴のほのかな甘味が全体をまろやかにまとめ上げる。冷めても硬くならない仕上がりは、まさに塩麴の力!毎日のランチが待ち遠しくなる、ワクワクのから揚げ弁当を料理研究家の吉田愛さんに教えてもらいました。
カリッ、ふんわりの優しい口当たり。しかし、味わえばほのかな甘さの中に、にんにくを効かせた肉の力強さが立ちのぼる。このギャップがたまらない。
鶏もも肉 | 小1枚(200g) |
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A | |
・ 塩麴 | 大さじ1 |
・ にんにく | 小さじ1/2(すりおろす) |
片栗粉 | 大さじ3 |
米油 | 適量(サラダ油でも可) |
鶏肉は余分な脂やスジを取り除いて厚みを均一にし、10等分に切る。
ポリ袋に1とAを入れて1分ほどよくもむ。30分から一晩置く。
片栗粉を加え、袋に空気を入れて振り、全体になじませる。
フライパンに1cmほどの深さに油を入れて中温に熱し、3の形を整えながら入れる。両面を2分ずつ揚げたら火を強め、カリッとさせて油をきる。
料理人だった祖父の影響で幼い頃から料理に親しむ。本格的に料理を学ぶため東京、京都の和食店で修業。唎酒師の資格を持つ。近著に『“だし”を使わなくてもおいしい煮もの』(主婦と生活社)。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 最強!から揚げレシピ」に掲載したものです。
文:鈴木美和 写真:宗田育子