焼酎が進む豆皿つまみ
薄切り大根に旨味がしみる"豚肉と大根の小鍋"

薄切り大根に旨味がしみる"豚肉と大根の小鍋"

大根の切り方に注目!豚肩ロース肉と同じく薄切りが抜群の食べ心地です。旨味がしみ出ただしつゆとのからみも絶品。煮れば素早くでき、すぐ飲めるのも嬉しい。常備しておいて気が向いたら一杯、なんてときにぴったり!365日でも飽きない焼酎に合うおつまみを「赤坂まるしげ」店主に習いました。

“豚肉と大根の小鍋”のつくり方

ぴらぴらシャクシャクした大根は新食感。薄切り肉とのバランスもよく、食べ心地抜群。素材の旨味がしみ出ただしつゆも旨く、最後の一滴まで酒とともに味わいたい。温かい小鍋仕立てには複雑な香りの「春雨」が最高だ。

おいしく飲むコツ!〈お薦め:泡盛の水割りと〉
大根はピーラーで薄く削れば短時間で火が入るうえ、食感よく仕上がる。豚肉は霜降りをすることで臭みが抜けるうえ、アクも出ないのですっきりクリアな味わいに。

材料材料 (1人分)

豚肩ロース肉70g(薄切り)
大根50g
A
・ だし180ml
・ 酒大さじ2
・ 醤油大さじ1
・ みりん
長ねぎ適量(斜め細切り)
粉山椒適量

1下準備

大根はピーラーできしめん状に細長く削る。豚肉は食べやすい大きさに切り、さっと熱湯にくぐらせて霜降りにする。

下準備

2煮る

小鍋にAを沸かし、豚肉、大根を入れて強火で煮る。再び沸いたら完成。ねぎをのせ、粉山椒をふる。

完成

教える人

小久保茂紀さん「赤坂まるしげ」店主

和食店、居酒屋店にて修業を積み、2000年に27歳で今の店を開店。自らの足で訪ね歩いた蔵元の酒、食材をベースに多種多彩なメニューを置く。料理が安価で比較的小さめのポーションなのは、「あれこれ注文して楽しんでほしい」という心意気。

※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。

dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
dancyu定番シリーズ豆皿つまみと小鍋つまみ
A4変型判(120頁)
2022年12月16日発売 880円(税込み)

取材:安井洋子  撮影:鈴木泰介

安井 洋子

安井 洋子

九十九里生まれ。東京に住んでみたけれど、海が恋しくなって葉山に移住。雑誌やウェブに食まわりの記事を執筆する。息抜きは、ナチュラルワイン好きの聖地・鎌倉でのひとり飲み。