香りをいただくサクサクのかき揚げ。揚げ方のコツを覚えたら、お酒を準備してからいざ調理。熱々のうちに召し上がれ!日本酒好きに愛される鎌倉の居酒屋「おおはま」店主に、ちびちびやるのに最適なつまみを教えてもらいました。
桜海老の香りの中から時折、せりの根の歯ごたえと土っぽい力強さの香りが顔を出す。個性的な食材の香りを壊さない素直な旨辛口タイプの日本酒が合う。
せり | 20g(根付き) |
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桜海老 | 4g(乾燥) |
天ぷら粉 | 適量 |
塩 | 少々 |
揚げ油 | 適量 |
せりは長さ3~4cmに切ってボウルに入れる。根もそのまま混ぜる。
1に桜海老と天ぷら粉少々を入れ、全体によくまぶす。
別のボウルに天ぷら粉と水を入れて薄めの衣をつくる。2に少量加えてさっくり和える。
鍋に3をお玉でそっとすくい入れ、中心を箸で軽く刺して空洞をつくりながら185~190℃の油で揚げる。
よく油をきってから皿に盛り、塩をふる。
日本酒好きのオアシス「おおはま」を一人で切り盛り。全9席の小体な店ながら、その居心地のよさに阿佐ヶ谷から2014年に鎌倉に移転した今でも当時の客が通ってくるという。酒との相性を考えたさまざまな料理を出すため、仕込みからオペレーションまで日夜工夫を絶やさない。
※この記事の内容は、「dancyu定番シリーズ 豆皿つまみと小鍋つまみ」に掲載したものです。
取材:田中鮎美 撮影:鈴木泰介