下味が決め手のミートローフは、ここではなんと味噌で。コクが倍増するだけでなく、挽き肉がしっとり滑らかに仕上がります。具材はお好みなので楽しい一皿です。塩味をつくる塩、醤油、味噌の3つを軸に、余分な調味料を省いた「これで決まり」の引き算料理を料理研究家の大庭英子さんに教えてもらいました。
味噌入りの挽き肉だねに野菜を埋めて焼くだけのオープンミートローフ。ブロッコリーとミニトマトのクリスマスカラーはテーブルを素敵に演出してくれます。
★ 挽き肉だね | |
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・ 合い挽き肉 | 500g(脂身の少ないもの) |
・ 玉ねぎ | 1/2個分(みじん切り) |
・ バター | 小さじ1 |
・ 卵 | 1個 |
・ パン粉 | 20g |
・ 酒 | 大さじ2 |
・ 味噌 | 大さじ2と1/2~3 |
・ 生姜 | 小さじ1(すりおろし) |
・ 胡椒 | 少々 |
ブロッコリー | 小7~8房 |
ブロッコリーをゆでる塩 | 少々 |
ミニトマト | 8個 |
小麦粉 | 少々 |
玉ねぎを耐熱のボウルに入れてバターをのせ、600Wの電子レンジで1分ほど加熱して混ぜ、冷ます。小さなボウルにパン粉を入れて酒を加えて混ぜ、しんなりさせる。
ボウルに挽き肉だねの材料を入れて手で粘りが出るまでよく混ぜる。
バットに挽き肉だねを広げながら平らに詰める。
ブロッコリーは小房に切り、大きなものはさらに縦半分に切り、塩を加えた熱湯でサッとゆで、ザルにあげて粗熱を取る。トマトはヘタを取る。
ブロッコリー、トマトの下の部分に小麦粉をつけて、3に埋める。
200℃のオーブンで25~30分焼き、取り出して、10分ほどおいて生地を落ち着かせてから食べやすく切る。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原 ヒデトシ