水を加えずつくる無水調理なので、素材そのままを濃縮したような味わいを楽しめます。手軽でライトなボリュームながら、存在感際立つ副菜のレシピを料理研究家の大庭英子さんに教わりました。
水を使わずにオリーブオイルで蒸すから青菜の濃厚な味が堪能できます。粒胡椒も一緒に蒸すと香りよく、味がキュッと引き締まります。
小松菜 | 200g |
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にんにく | 1片 |
黒粒胡椒 | 3~4粒 |
オリーブオイル | 大さじ2 |
塩 | 小さじ1/5 |
レモン | 1切れ(半月切り) |
小松菜は根元に十文字の切り込みを入れて長さを3等分に切る。にんにくは縦3等分に切る。
鍋に小松菜、にんにく、粒胡椒を入れてオリーブオイル、塩をふり、全体を混ぜる。蓋をして中火にかけ、煮立ってきたら弱火にして10分ほど蒸し煮にして器に盛り、レモンを添える。
身近な食材を使い、特別な調味料を使うことなくつくるシンプルな料理は、圧倒的においしいと定評がある。和洋中を問わず、多くのカテゴリーのメニューを提案。その斬新なアイデアには目をみはるものがある。
※この記事の内容は、四季dancyu「冬のレシピ」に掲載したものです。
文:中村裕子 写真:原ヒデトシ